愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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エストゥディアンテス-ナシオナル(リベルタドーレス杯 SF1leg)

2009-07-15 21:32:49 | その他
観戦日 7/15(水)       

愛丸’s チェック
どちらも、ここまで勝ちあがったの久しぶりのこと。
アルゼンチン対ウルグアイの戦い。
ここ数年のリベルタでは、あっと言わせるようなチームの躍進が目立つし、この2チームもそれに当たるか。
エストゥはベロンを中心に、しっかり守ってから短い時間で攻撃するチーム。
カーサではしっかり点も取れるし、ここでも力は上。
2試合連続でウルグアイのチームとの戦いで、フエラ戦でも慣れたもんだろう。
ナシオナルはトヨタ杯にも出場した古豪。
ここで、復活ってことも可能だろうが、エストゥに実力では及ばない。
ただ、この1legのフエラ戦をうまく乗り切れば、カーサの熱狂的なサポートを得て、2legに勝負できる。
まずは失点しないこと。
得点を考えるのは二の次でいい。

試合は、さすがエストゥと思わせるものだった。
あの守備力は南米No1と言っても過言ではない。
ここまでも見事な守備を誇ってきたチームに、なんとリベルタ終了までのレンタルでスキアビを獲得。
まだ合流して3日目だったらしいが、これが、もう何年もここでプレーしてるような安定感。
パートナーのデサバトともいいコンビを披露。
実力のある選手は、そんなに時間をかけなくても、ここまでやれるってこと。
行くとこはいく、リトリートして相手を呼び込んでからディフェンスするところはするで、その場でのプレー選択は見事。
CBは経験が重要ってことをまざまざと見せつけた。
このベテランに乗せられるように、デサバトもいい守備を披露。
ナシオナルの攻撃陣は90分、何もやらせてもらえなかった。
これが2legでも発揮されれば、モンテビデオでも危ないシーンは訪れないだろう。
攻撃では1得点しか挙げれなかったが、そう悪いものではなかった。
ベロンはここってときにいいプレーを披露してくれるし、それに周りの攻撃陣もしっかり応えた。
先制点なんか、まさにその典型。
ベロンの素早いリスタートに、中盤の両サイドがしっかり反応。
右に出たボールを、ベニテスが受け、ここから中へのアーリークロス。
ガストンが右に流れ、中にスペースを作っており、ここに左からガルバンが入り込んできてのカベッサ。
ムニョスが気になるところだったが、臆することなく飛び込んだガルバンの勇気も見事。
攻撃陣全てが連動しての得点だった。
終了間際に2トップでチャンスを作り、ボセリが決定的な場面を作ったが、これはムニョスがビッグセーブ。
ここで追加点が取れなかったことが、2legに響かなければいいが・・・。
このエストゥの試合ぶりを見てると、ファイナルへの進出は決定的に思えるが、サッカーは何が起こるかわからない。
完全に力の差はあったが、モンテビデオはナシオナルも黙ってないだろう。
ただ、この守備陣が簡単に崩れるとも思えないし、今のエストゥにはエンパテ・ア・セロは難しいミッションではないはず。
ベロンもここは力を抑えて、ファイナルに向けて力を温存するか。
ナシオナルはフエラで0-1だったら、そう問題ないか。
カーサで1点取れれば、勢いもつくし、エストゥにプレッシャーも与えることができる。
ただ、このサッカーだとそれも難しいか。
DFラインとトップの間が空きすぎるてるし、これでは、思うようなサッカーはできないはず。
もっとコンパクトにして戦わないと。
これができたら、なんとかなるかもしれん。
スキアビ、デサバトの中央はかなり強固だし、こうなると、サイドに攻撃の起点を作った方がいいかも。
バルサが興味を持ってるとも言われるロデイロが中寄りでプレーせず、左でしっかり働くことができれば。
それと、トップにいっそのこと先発でガルシアを使ってみるとか。
この若手は何か持ってる。
もう選手個々の持ってる運みたいなものに賭けてみるのも手。
こういうトーナメントではラッキーボーイ的な存在の選手が出てきたチームが強かったりする。
さて、モンテビデオでの2legでナシオナルはどういう手を打ってくるか。

スコア 1-0

<得点者> 
エストゥディアンテス  ガルバン
~愛丸's MVP~
スキアビ(チーム合流3日目とはとても思えないような出来だった。このベテランがエストゥディアンテスを南米の頂点に導くかも)