キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

師走の泡物

2008年12月01日 | Weblog
ここの所安定した冬の天気が続いておりますので、朝はさすがに寒いものの日中は陽射しのせいで過しやすい陽気が続いております。結構なことです。かつてはこの時期出社前に軽く二宮海岸でルアーを投げて平目、鱸などを釣り上げていたのですが、西湘バイバスの護岸工事がまだ終わらず、どうにもその楽しみの実現はお預けになっております。穏やかな初冬の天気が続くと、いかにももったいないなあと感じます。先日大磯海岸まで出かけて釣友に今後海岸はどうなるのでしょうねと聞いたところ、来年三月に護岸工事が完成した後に沖合い200mに波消しブロックを入れる計画があるとの事で、来年の師走の頃にはかつての楽しみを再開する事ができるかもしれません。

さて、ワイン業界にとって師走は大いに歓迎すべき時期で、忘年会、クリスマスパーティー、越年新年用の需要が見込まれます。泡物が特異的に好調な月でもありますが、ここのところの経済の減速でシャンパーニュは振るわず、低価格の泡物にシフトしており、我らがヴァルファルモサの需要が飛躍的に伸びる可能性を含んでおります。

先週シャトー・ラ・ルーヴィエールのローランと会食した後、彼が止宿している名古屋ヒルトンのバーでグラス・シャンパーニュをローランが頼んだところ、甘くて駄目だとがっかりしておりましたが、バーとしては公約数のお客様の要望にフィットした甘さの物を供しているはずで、やはり日本では甘口の泡物が好まれているようです。

ヴァルファルモサの売上構成を見てみると、糖分添加をしていない最も辛口のブリュット・ナチュレが約50%を占めており、特異な傾向なんだなあと思います。個人的に飲む場合もブルット・ナチュレを選びますが、果して今後売上が増えていった場合、ブルットやセミセコという糖分含有量が多いものが一般的な傾向を反映して売れてゆくのでしょうか。とても興味のあるところです。師走が終わり新年を迎えたときに検証してみる事にいたしましょう。
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