キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

気儘な湘南暮し ー散歩に読書、映画、酒、そして時々釣り-

熱海から博多まで

2007年03月22日 | Weblog
昨日は久し振りに寒さが感じられない春らしい陽気で、穏やかなとてもいい春分でした。、昨日私塾について書いたので墓参のついでに寺にある私塾の記念碑を読んでみましたが、三枝堂という名前でした。親族の研究家によれば、神奈川県内から多くの門弟がやってきていたようで、農閑期を利用して米持参で長期滞在する農家の人もあったようです。江戸時代は学問に対して熱心な方が多く、武士以外の方が特に学問をする機会を熱望していたようです。現代は学ぶ機会に恵まれているので学問に対する欲望が減退してしまうのが問題ですが、贅沢な時代です。墓参の途中25メートルはあると思われる白木蓮が多分千以上の満開の花を誇っている姿に見惚れました。信心が深ければ山に聳える壮麗な観音に見えたかもしれません。

夏樹静子さんの「蒸発」を読んでおりますが、解説で森村誠一さんが、“書物は読んだこと無くてもテレヴィでドラマ化されたものは殆どの方が観ている筈だ”と書かれておりましたが、私も初めて著書を読ませていただいておりまして、テレヴィでこの方の名前を拝見したことがたびたびあるような気が致します。この「蒸発」は1972年の初版ですから、ちょうどテレビが黄金時代を迎えている頃だったのかも知れません。また1972年は私が17歳、高校二年生としてその時代を生きていたので、このミステリーのストーリの展開の面白さとともに時代背景とその描写に大いに懐かしさを感じ、重層的に楽しめるのが幸せです。今後夏樹さんの著書を読み込んでみないと何ともいえませんが、現在のところではお酒に関する詳細な記載は無く、余りご興味が無いのかも知れません。

夏樹さんのお生まれは東京ですが、そのあとすぐに熱海で過ごされたようでとても親近感を感じます。今日はこれから名古屋で役員会があるため小田原まで出て新幹線に乗りますが、この小説の続きを読みながら熱海を通過して行くのも一興です。ちなみにこの小説の舞台は博多ですが、熱中してそこまで乗り過ごさないように気をつけたいと思います。

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
« サド侯爵及び稲荷寿司について | トップ | 春、白魚躍り »

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事