キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

気儘な湘南暮し ー散歩に読書、映画、酒、そして時々釣り-

野球と釣り

2007年03月31日 | Weblog
昨夜は横浜スタジアムでセリーグ公式戦が開幕し、横浜―巨人が桜が咲き誇るなか強風と共に華々しく開催されました。小学校に上がる前から野球になじみ、入学と同時にバットとグローブを買い与えられ、当時街のどこにでもあった広場で暗くなるまで仲間と遊び続けたものです。ここのところ不入りの野球はあの頃の少年達がおじさんになったり、おじいさんになったりして球場まで足を運ぶ事が出来なくなったのが原因です。子供たちに野球に馴染んでもらおうと思っても、学校帰りに遊ぶ広場が無いのが大問題、根本的な街の設計から考えないとこんなこと一つも解決できません。野球が廃れたのも、いじめが問題化したのもむやみな街の開発が一因になったことは否定できない事実と思われます。

ルアーフィッシングに狂って40代前半を過し、“アングラーズワイン・シーバス”なるワインまで作り入れ込んだのですが、先日書店で村越正海さんが「職業釣り師の悠々釣記」を文庫から出されているのを見かけ、思わず購入いたしました。もう50に手が届く年齢ですが相変わらず情熱的に世界中を巡り魚を追いかけているようです。彼は小田原高校の後輩にあたり、小学校時代から小田原の海岸でルアーに興じ、高校時代は水泳部で自ら魚となり泳ぎまくり、東海大学水産学部時代には狩野川シーバスを追いつづけ、そして人に使われること無くフィッシングライターになられたつわものです。“アングラーズワイン・シーバス”をお送りした時には、見事な平鱸が横たわったオリジナルの絵葉書に「少し甘いですね」との感想を述べられた丁重なお礼状をいただきました。そんなことを懐かしく思い出しながら美しい魚体の多く写っている本を眺め且つ拝読いたしました。

あの頃はブラックバサーの少年がそれこそ魚体数よりも多いくらいその辺の野池に群がっておりましたが、ここのところまったく見かけません。釣具メーカーや釣具店がブラックバス関連用品のルアーロッド、リール、ルアーを売らんがために密放流を繰り返したといわれております。その結果日本の野池や湖や川の生態系を壊し、在来種絶滅の危機にまでなってしまった事を暗く思いおこします。”キャッチ・アンド・リリース”といういかにも生態系に優しそうな謳い文句が、密放流して繁殖したブラックバスの魚体数を減らさない金儲けの方便に利用された事もこの事件をより暗くしております。

全体的で長期的な展望をもてる大人が少ないのも、子供たちの短期的な快楽を求める傾向も昨日今日始まったことではなく繰り返し再生産されている我が国の特徴のようです。鶯が鳴き満開の桜なのに浮かれた気分になれないのは、今朝の花曇りの天気のせいかも知れません。
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