キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

気儘な湘南暮し ー散歩に読書、映画、酒、そして時々釣り-

春爛漫

2007年03月29日 | Weblog
横浜の桜も七分咲き、気温もぐんぐん上がり上着が要らない陽気になっております。風が強いのがチョット不満ですが、この週末は絶好の花見日和になることは間違いありません。我が社の近所にも大岡川の河岸の桜、野毛山の桜と見所は幾らでもあります。東京の桜は横浜より早く、昨日来社した知人に拠れば目黒の桜は既に見頃を迎えているとか、楽しみは秋の秋刀魚だけではないようです。

最近志水辰夫さんに凝っていて目に付く著書を脈絡も無く購入して読んでおりますが、「情事」という本の中にワインに関する記載を発見して喜んでおります。欲望のままに読んでいるのではなく、ワイン業者としての興味から読んでいるんだという理由付けがあるととっても清々しい気分に浸れます。この「情事」という小説は帯に情痴小説と書かれてあった通り、全編女性器を主人公の各器官で刺激している場面で彩られているのですが、その部分を除いて読んでみると著者の本領である叙情に溢れた物語になっております。毎回スタイルを変えて書くといわれている著者が少し無理をしてこの情痴場面を挿入したのではないかと思われる節があります。

ワインが登場する場面は2箇所ありますが、最初は主人公が奥さんと横浜の港が見えるレストランで食事をする場面、ホワイトバーガンディーを飲みます。次にワインが登場するのは、奥さんと娘と3人で家でシャブリを飲む場面です。志水さんがどの程度ワインにお詳しいのか分かりませんので、あくまで四冊ばかり脈絡無く著書を読ませていただいた後の推察をいたしますと、このホワイトバーガンディーの意味がブルゴーニュ・ブランを指しているとすればワインにかなりお詳しい。また、ブルゴーニュの白の中の特定の銘柄を意味しているとすれば、ある程度お詳しい方と思われます。またお好みは辛口の白、品種はシャルドネ、地域はブルゴーニュと断定するにはデータが少なすぎますね。

今後志水節に対する欲望が継続して彼の著作のほとんどを読みつくす事が出来れば、今回の仮説が検証される日が来るでしょうが、果たしてどのような結論が生まれるのか楽しみです。清水さんは現在札幌にお住まいのようですが、彼の地は魚が美味く、野菜も味わいが深く絶品が入手可能です。札幌のフレンチはレベルが高く、ソースを極力使わないスタイルなので素材の美味さが引き立ちます。例えばオリヴィエトリコンのシャブリ・プルミエ、エアラインセレクション・ブルゴーニュ白あるいはヴァルファルモサ・ブリュット・ナチュレで通しても素敵な時間が約束される土地柄です。やはり仮説の正当性は立証される可能性が高いような気が致します。

ちなみに桜見物にはロゼがあいます。グラスに注がれたピンクの液体に桜色の花びらが浮かぶ様子は”良くぞ日本に生まれけり”としか言いようの無い妖艶で幻想的な世界です。未経験のかたはぜひお試しあれ。
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