キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

桜木紫乃を読みたい

2013年01月18日 | Weblog
色々と本を買っても結局は好きなものから読むことになり、優先順位の低いものはお蔵となってしまうのだが、そんなものは一生読まないのだから金を溝に捨てるようなものだと友人から言われる。バッキャローこちとら読むために本を買っているんじゃ無いやい、集めることが楽しみなんだ。そこのところを理解しない無粋なやつが世の中には多い。何か物を集めて矯めつ眇めつ撫で擦るのが男の本性で、これが出来なきゃ男じゃない。

年取るとどうもエキサイトしやすくなっていけないが、このところ色々本を買ったが、結局卒読したのは、田村隆一、小林信彦、川本三郎と好みの作家のものであった。無粋な友人のお言葉も確かに一理ある。好みの作家のものを残された時間繰り返し読むほうが有意義かもしれないな、と近頃思ったりもする。

昨日まで川本三郎を読んでいたのだが、北海道に桜木紫乃という作家がいて、お勧めだと再三書いてある。川本さんは私より10も上だが若い作家のものを良くお読みになっていて、脳を若く保つためには昔の物ばかり読んでいてはいけないなと刺激を受ける。最も桜木紫乃さんは1965年生まれだから今年48歳、新人作家というわけではない。

桜木紫乃さんの本は未だ手元に無く読む機会がないが、ネットでストリップについて書いてあるのを読んだ。今は無き札幌の道頓堀劇場でストリップを見るのが楽しみであったようで、踊り子さんについても詳しいし、花電車についても書かれてあり、天才ストリッパーはご開帳の時、一点に観客の目を釘付けにするのではなく、指先、足の裏に目線を拡散させると観察が鋭い。

川本三郎と会った時に、まるでAV女優の名前みたいでしょ、と話していたというからかなり精神に余裕のある女性のようだ。二児を生んでお腹がたぽたぽで人前で裸になれるような身体ではないとも書いていらっしゃる。ね、もっと読んでみたくなるでしょ。





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