キュヴェ タカ/cuvee taka 「椿庵酔哲湘南日記」

気儘な湘南暮し ー散歩に読書、映画、酒、そして時々釣り-

ヤンバル奥の共同店

2019年01月12日 | Weblog
昨日の昼は妻と二人だったのであまりものを食べた、冷や飯をおじやにして、塩鮭、昆布や鰹の佃煮、鰯団子などで軽く済ませた。
とにかく胃の具合がまだ完全ではなく、胃にやさしいものを心掛け喰いすぎないようにも注意した。

途中娘がやって来て、パチを十位に連れて行くから昼に来るのが遅れると言いに来た。
結局、術後に着せている拘束服がストレスになって手足をプルプルやっているらしく、問題ないとのことで安心した。

プレシネは一度観たことのある「Song for Marion」2012年の英国映画で老夫婦の物語、よかった記憶があるのでじっくりと観たが、やっぱりいい映画だった。
頑固者で人付き合いの悪い、息子ともうまくいっていないアーサーと陽気で友達が多い妻のマリオンとの性格の違う二人がギクシャクしながらも深く愛し合って長年連れ添ってきたが、最晩年、年金ずでコーラスをやっていたマリオンが先に亡くなってしまい、残されたアーサーが折り合いが悪かった合唱団の面々と若い指導者の女性によってどうにか人との関係が結べるようになり、喪失感や寂しさから回復してゆくのだが、福沢諭吉も「学問のススメ」で、人間にとって最も重要なことは人との交際で、そのためにあらゆることがあると考えてもいいくらいだと書いている。
関係性が人間の本質でありその大切なツールが言葉である。
目は口程に物を言うという言葉があり、それも真理だと思うが、その前段階に言葉に拠るコミュニケーションが前提になっていると思う。
撃ち合いやカーアクションも映像という特性を生かしたものだと思うが、こういうしっとりと人間を描いた映画が好きだなあ。

4時から下の息子と大磯方面へ散歩に出かけた。
つい一月前には暗かった時刻だが、今はすっかり明るくて春を感じる。
南の空にあったすじ雲が素晴らしく綺麗で、それを眺めながら葛川べりを東進し、プリンスホテルの手前で北進、東海道線を潜ったところで西進したが、今度は6日の月が南の空に出て美しかったなあ。

晩飯は妻が午後いっぱいかけて色々な肉料理を作っていたが、どうも食傷気味でそれらの料理はパスして、白菜とタラのスープと鮪の大葉包み揚げをあっさりと食べて終わりにした。
母の部屋へ移動してNHKニュースと「美の壺」燗酒の道具を観たが、燗酒好きとしては欲しい道具が色々と出てきて愉しかった。
京都の陶芸家が作っているシンプルな白磁の銚子が欲しくなった。
8時からスパイスカレーの番組を観たが、副業で店舗を間借りしてカレーを作っている人たちが色々と出てきたが、北海道でジビエを撃ってキーマカレーを作っている女性が凄いなあと感心した。
札幌に通っているころに寿司屋で会った薬屋の社長が狩猟会ったを趣味にしていて、撃った鹿を良く送ってくれ、個体によって匂いがきつかったり、肉の箇所によって味わいが違い、深くその対処法を研究もしなかったことが悔やまれるが、鹿は煮込んでも肉が柔らかくならないので、挽肉にしてキーマカレーにするという彼女の説明がやけに説得的だった。

9時からは「新日本風土記」沖縄ヤンバルを観たが、森の奥深くで首里から逃げてきた貴族が協同一致の精神で生き延びてきた歴史に感心した。
最近では近くに出来たCVSに押され気味らしいが、共同店という住民が出資して共同経営をしている萬屋にその精神が現われているのだが、そこは物の売買の場でもあるが集会場の役割もありコミュニケーションと必要を一緒くたにしていることで強制的な集会の場でないところが凄い。

まあ、この辺でも大店舗法が出来るまでは、商店街がその役割を果たしていたのだが、一つの法律が社会を変容させることを想像できなかった政治家たちによって無茶苦茶にされた。
とはいってもその政治家を選んだのは私たちであるのだが。
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