キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

広州ワインフェアー

2011年11月22日 | Weblog
二日目を迎えて、朝からBtoBのミーティングで昼までには完全に憔悴してしまいましたが、面白い発見も多々あり、有意義な時間でした。昼をいただき、と言っても毎日中華というのもいささか飽きてきて、鮨が喰いたいとか、蕎麦が喰いたいと思いますが、昼のブッフェには日本食ブームを反映して確かにその両方があるのですが、かなりレべルが高い筈の、ここ中国大酒店(マリオネットホテル)でも、それは似て非なるもので食指が動きません。それでもヨーロッパからのサプライヤーは、二度三度と鮨を乗せたプレートをテーブルに運び嬉々として食べています。私の功績でもないのに、日本の文化が世界に広まるのを見ているのは実に気分がいいものです。アニメと漫画に続いて鮨が世界を席巻して、さてお次は何かと考えますと、ウォシュレットのような気がしますね。

今回は中国南方航空でこちらへやってきましたが、機体が新しくシートが大きく足元が十分広くて、おまけにCAが粒ぞろいで親切で、最新の機材に美人を積んで、高いレベルのサービスをしたら、それは皆さん好んで乗ることになるでしょう。そのソフトの部分は日本人CAが教育しているとの噂を耳にしましたが、日本女性の少しウエットな心遣いは世界が認めているところですから、このあたりのソフトを仕事とすることも大いに可能性があるでしょう。

いずれにしろ、日本の何が優れているのか、きちんと掌握して、それをビジネスとしてやっていく以外に、雇用を確保し、生活レべルを維持してゆくことが困難になる時代が既にやって来ていているのです。感度のいい政治家がこの時代をきちんと乗り切ってゆくことが求められているのに、粒が揃わないのは日本の悲劇ですが、本質とかかわりの無いことに目くじらを立てて、才能ある人材を抹殺してしまう日本の国民性にその基があるとすれば、自業自得ですから甘んじて滅びてゆくだけですが、その自覚が果たしてあるのでしょうか。

広州にきたらとたんに気が大きくなって天下国家を論じていますが、昭和初期の大陸浪人もこんな気持ちで祖国を思っていたのでしょうか。
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