キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

野菜、魚、本

2012年04月23日 | Weblog
昨日は久し振りの休みを散策で過ごそうと思いましたが、午後は生憎の雨、散策は午前中だけとなり午後は平塚まで東海道線で行き書店回りをしました。

午前に農家が産物を持ち寄る店で胡瓜を買いましたが、盛期に近付いているので、青々としたのが4本で140円と価格品質ともに良くなって来ました。これからの季節糠漬けには欠かせませんからね。筍と蕗が出ていましたが、先輩が大量に送ってくれたので、見向きもせず、芹、ほうれん草、蕪を買いました。新鮮な野菜と魚が手に入ると幸せな気分になりますが、午後には平塚の魚屋で八丈島のキハダと北海道の帆立が買えて、充実した晩飯にありつきました。

平塚のBOでは、江國滋「俳句とあそぶ法」朝日文庫1987年1刷1998年4刷、山本夏彦「生きている人と死んだ人」文春文庫1991年、山本夏彦「男女の仲」文春新書 平成15年、関川夏央「家はあれども帰るを得ず」文芸春秋1992年、小沢俊夫「昔話が語る子どもの姿」古今社1998年を買い、さくら書店で坪内祐三「大相撲新世紀 2005~2011」PHP新書を買いました。

昨夜、これらの本を軽く当たってみましたが、江國滋「俳句とあそぶ法」は11年目に4刷がでているようにロングセラーのようです。俳句人口は携帯が普及してから凄く増えているとおもいますが、その影響もあるのでしょうか。

山本夏彦「生きている人と死んだ人」と「男女の仲」は、人気作家だけに古書で見つけやすく、かなりの著書を廉価で揃えることが出来、辛口軽妙な文章を楽しむことが出来るので、気晴らしにはうってつけです。

関川夏央「家はあれども帰るを得ず」は、初めて買い求めた作家ですが、題名が気に入ったのと、20年前の本にも関わらず状態が完璧でついこの間出た本のようで、そこにも惹きつけられました。本を持っていた方が大切に保管されていたのでしょう、ご本人が手放したとは考えにくく、多分お亡くなりになって遺族の方が処分なさったと思われます。大切にされた物というのは、ただ持っているだけでこちらの心が豊かになります。

小沢俊夫「昔話が語る子どもの姿」は、この著者のものは30年前昔話に熱中していたころお世話になりました。久し振りに名前を棚に見て思わず買ってしまいました。

坪内祐三「大相撲新世紀 2005~2011」は、結局眠りにつくまで読み続け、朝も5時から読んで電車の中でも読み続けました。そのくらい面白いですね、今一番脂が乗り切った文章家でしょう。私より3歳年下で、ほぼ同時代を生きていること、酒をいとわずプロレス好き、好みの作家も重なりますから書かれている題材が興味のあるものばかり、しかも勢いがあって、ここのところ立て続けに本を出してくれているので、それも嬉しいですね。



コメント
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