昨日まで浜松におりました。25年ぶりくらいに浜松グランドホテルに止宿いたしましたが、かつての最新リゾート型ホテルもバブルとその後の経営難を経験し、駅前の最新型のホテルと比べるとやはり設備に見劣りがいたしました。それでも記憶から失せておりました吹き抜けの12階の新館は確かにそうだったなあと、当時の贅沢な空間の使い方を思い出させ、懐かしく感じました。最上階のバーも当時は浜松で唯一の眺望付のバーであったはずで、新しい物好きが押し寄せた事をうかがわせるつくりです。
確かにすべてが古色蒼然としておりますが、わが身を振り返ればこのホテルと同じ時代を生きてきたわけで、他人様からみれば我もまた古色蒼然としているに違いなく、ホテルがたどった時間をただ傍から嘆いているわけにはいきません。時間の経過の中からしか出てこない良さというものもあるはずで、それを明確化してゆくことが大切だなあと考えます。
確かにすべてが古色蒼然としておりますが、わが身を振り返ればこのホテルと同じ時代を生きてきたわけで、他人様からみれば我もまた古色蒼然としているに違いなく、ホテルがたどった時間をただ傍から嘆いているわけにはいきません。時間の経過の中からしか出てこない良さというものもあるはずで、それを明確化してゆくことが大切だなあと考えます。