キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

ワインの動き

2011年03月29日 | Weblog
震災以来横浜の夜の町へ出ていませんが、停電と間引き運転のせいで仕事が終わり次第まっすぐ家路を急ぐ人が殆どで閑散としているとの事です。実際行きつけの鮨屋などに話を聞いても、昼の客は戻ってきたが夜の客はさっぱりな状態が続いているようです。

アグリでも震災から10日間は食料品の輸送を優先してワインの出荷を控えておりましたが、先週後半あたりから被害地を除いての配送が可能になってまいりました。売り上げを見ると10日間のブランクがあるために昨年に比べて多少落ち込んでおりますが、思ったほどでもなく、かなりのワインが出荷されております。

震災後10日間スーパーでは、米やインスタントラーメン、缶詰などの主食を支える棚が空っぽになっており、ワインなどはまるで売れておりませんでしたが、ここのところ棚が空いている店舗を見かけます。外で飲む事は出来ないが家で楽しもうという方が増えてきているのだと思いますが、気持ちに少し余裕が出来たためと、アルコールの酔いで緊張を多少なりとも解そうということなのかでしょう。人間切羽詰った状態で長くいると必ず病気になりますから、ワインの消費は良い傾向だと感じております。

被災地のかたの中にも左党のかたも多くいらっしゃるはずで、その方たちがアルコールを楽しめるようになったときが、こちらもほっとできるときになるのでしょう。早くその時が来ることを願っています。


コメント
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