キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

フーデックス初日

2009年03月04日 | Weblog
昨日フーデックスが始まり、雪の予報が出ていたせいか、近年稀に見る低調な滑り出しとなりました。イタリアブースを廻って新たなメーカーのワインの試飲をしておりましたが、どのブースものんびりとしており、ゆっくりメーカーの説明を聞きながらの試飲ができました。これらのメーカーはインポーターを求めてやってきているわけで、基本的には輸入会社の方たちとの接点を求めております。しかしながら見ておりますとブースで試飲をしているほとんどがレストラン関係の若い人達で、どれだけワインを消費しても目的を達することが出来ません。にもかかわらず自分のワインに興味を抱く人達には親切に説明をしながら試飲をさせてくれるわけで、実に素晴らしいことだと思います。

レストラン従業員の若い人達ですから、上司から1日だけ観に行っておいでと言われて来ているケースが多いと思いますが、イタリア全土からメーカーがやってきていて、その気になればすべてのワインが試飲でき、素晴らしい勉強の機会になります。多くの若い人達にも同様のチャンスが開かれているわけで、やるかやらないかは個人の問題ですから、目の前にあるチャンスを生かすも生かさないも本人次第。今の世の中こういった機会が何処にでも開かれていて、かつては欲望の対象になったものが、今ではよほど意識化していないと何となく流れていってしまいます。過剰な情報が人をインポテンツにしているのが現代ですが、目の前で真剣に試飲を重ねている若い人達を見ると、この国の先行きも捨てたもんじゃないなあと、明るい気分にさせられました。

もしフーデックスにこられる場合は、是非スペイン館の53番ブース、ディナスティア・ヴィヴァンコにお立ち寄り下さい。爽やかなリオハの白と、熟成したリオハの赤クリアンサとレゼルヴァがお試しいただけます。
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