裏磐梯 秋元湖にほど近い森の中から・・・

裏磐梯の森の中の家、薪ストーブ、庭、山、酒、音楽を愛する独居老人の日常生活の記録、綴り続ける備忘録。

 

旅から帰る

2015年11月23日 | 

旅から帰って3日、もう時差ボケ、旅ボケはない。

ようやく撮った写真やビデオをゆったりと観ている。

今回の旅で心に深く刻み込まれたもの、3つ。

Ⅰケルン大聖堂のミサ

Cologne Cathedral Mass

 

オルガンの聖堂を揺るがす重低音、少年合唱団の清らか歌声、流れる香の煙。

こらは単なる感激という領域を超え、遥か高みに存在するものを意識、思わず肌粟立つ。

家でよく聴く教会音楽の虚しさを思う。

Ⅱブルージュ

運河の船上から、転げ落ちそうな急な螺旋階段を太いロープを頼りに登りつめた鐘楼の頂きから眺めたブルージュの美しい街並み、カリヨンの響き。

それはフィレンツエのドゥオーモから俯瞰した風景と勝とも劣らないものであった。

Ⅲ レンブラント、夜警

ハーグ・マウリッツハイツ、アムステルダム美術館、アントワープ・ノートルダム大聖堂で絵画の数々を観た。

フェルメール・真珠の耳飾りの少女、デルフトの眺望、牛乳を注ぐ女

レンブラント・テュルプ博士の解剖学講義、自画像、夜警

ルーベンス・キリスト昇架、降架

だがレンブラントの夜警は別格、問答無用、観る者を強引に圧倒する。

短い時間に3度この絵の前に立った。観る人の全くいない時もあった、この名画を間近に独占して観る至福の時間があった。

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