ドラマ「花子とアン」での蓮子さんは日本人の甘えの構造を無意識か、意識した上でのことか、私には分かりませんが、置かれた現実の中で、非常に上手に生きておられます。炭鉱王のご主人に「高い値段のつく芸者」と言われた蓮子さんは、では、と豪華なサロンを主宰し文化人を招待し、知的な世界を堪能しだします。このように自分ではどうしようもない現実に置かれた大正時代の女性、意思ある女性の生きざまを必死に生き抜いていきます。甘えの構造が垣間見られる場面が続きます。甘えの構造という概念を世界的にしたのは土井健朗さんですが、人類共通の精神構造ですが、特に日本人社会では、この概念を知らないと心理療法は成功しません。甘えの構造は病理への道でもあり、幸福への道でもありますので、どこからどこが健全で、どこからが病理的かは、それぞれの事例で違います。こういう複雑な領域がある、という事だけを先ずは意識しておいていただけると幸いです。
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