生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

何故、幸福を無意識に避けてしまうのか?

2011年10月27日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
本当に愛し愛されている感触は子供や動物は敏感です。愛を感じた動物が何故近寄るか、その識別感覚が原点のようです。「他者肯定・自己肯定」の相互愛は本能的にわかります。その関係の深さにより、それでも親密になることを恐れている人の場合は幼少体験でよほど辛い経験があるのでしょう。例えば幸福だった幼児時代に一日だけ祖母が預り父母が葬儀に車で出かけて交通事故で死亡したような場合、幼児は突然の幸せな雰囲気から理由も分からぬまま両親の愛を失い不安な日々を送らざるをえない環境に投入されると、この得体のしれない不安感が原型となり大人になっても幸福な雰囲気になると無意識にその場から去る、という傾向が出てきます。その人は幸福感を感じれば感じるほど、突然の不幸を無意識に恐れ、その愛の雰囲気、幸せの雰囲気を無意識に逃避する習性を持っているのです。この生育史上の傾向に気づけばこの心の病気は早急に回復してきます。
:<愛は訓練:423-3>:

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