かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

科学界から緊急アピールだなんて、よほど深刻な危機感を抱いたのでしょうね。

2009-11-19 22:18:51 | Weblog
 今朝の冷え込みはまた格別でした。遠くかすむ大峯山などは、山頂付近が白く輝いていて、どうやら雪が積もっていたようでした。まだ11月なのですが、暖かだった秋が急に冷え込んで、身体がついていかず大変です。来週は遠出が連続しますし、風邪など引かぬように気をつけないとなりません。

 さて、先日の行政刷新会議の事業仕分けで、科学技術研究開発にかかわる国の事業資金が軒並み刈り取られてしまったところですが、政府の総合科学技術会議の有識者議員から、「短期的な費用対効果のみを求める議論は、長期的視点から推進すべき科学技術にはなじまない」と見直しを求める緊急アピールが出されたそうです。また、経団連からも、「科学技術を基盤としたイノベーションの創出による経済成長が自然」、「現状GDPの0・6~0・7%にとどまる科学技術予算を、1%超にすべき」などの意見が出されたとのことです。
 考えてみるまでも無く、資源がない我が国が世界に伍してやって行くためには知恵で勝負するより無いわけで、人材こそが最大にして唯一の財産なわけですが、今回の事業仕分けでは、研究開発費とともに、若手研究者に対する助成も大幅に削り取られ、このまま行けば、到底若手育成など望めない環境にならざるを得ない状況でした。大体、スパコンで『世界一になる必要があるのか?』などと頓珍漢なことを平気でのたまう御仁が会議の主要メンバーにいること自体理解に苦しむのですが、裏で糸を引いている財務省の連中も、今現在自分たちの預かる財布さえ護ることが出来れば、5年後、10年後の我が国がどうなってしまおうが自分には関係ない、とでも思っているのでしょう。そんな省益むき出しの『お役人様』に引きずられているのだとしたら、民主党のメッキも大概薄く頼りなかった、ということになります。日本生化学会など9つの学会も「民主党の科学技術政策への期待が、事業仕分けにより失望に変わりつつある」と指摘したそうですが、私も色々問題はあろうとも、こと科学技術振興については民主党に期待するところもあったので、この体たらくには深い失望以外感じるものがありません。
 まあ基本的に権限も無い人たちの提言に過ぎない事業仕分けなのですから、あとは政府与党が責任を持って考えればよいわけです。現在の失望、未来の絶望を明日への希望に変える判断が政治に出来るのか、もうしばらく、観察を続けたいと思います。


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