かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

TPPを巡る情勢って、まるで春秋戦国時代みたい。

2011-10-20 20:45:44 | Weblog
 朝は車で暖房を入れたくなるほど寒いのに、昼間は出歩くと少し汗ばんでくるくらいに温かい、ここ最近はそんな天気が続いていますが、それも明日までのようで、この土日は雨になるのだそうです。雨が行った後はまた一段気温が下がってくるのでしょう。10月もあと10日余り。もう少し紅葉が進んだら、いよいよ晩秋と呼べる季節になってきます。

 さて、実りの秋ということで、田んぼがすっかり刈り取られたり新米が売りだされたりしていますが、もっぱら農業問題が取りざたされているTPPの問題が、ニュースを賑わしているようです。個人的には、TPPに参加したからといって日本の農業が滅ぶとは思えませんし、ポストハーベスト農薬とか別にそれほど恐れてもいないので、こと農業問題に関して言えば、前向きに検討したらどうなの? という気もするのですが、世の中の様々な既得権益に依存している方々からするとトンデモない話となるようです。ただ、農業問題に隠れてあまり表に出てきていない気がするそれ以外の多くの課題については、じっくり慎重に考えてみるべきだとは思います。
 それはともかくとして、ザクッと眺めていますと、なんとなくTPPって現代版の合従連衡の合従策なんじゃなかろうか、と言う気がしてなりません。合従連衡というのは、中国の戦国時代、7つの国に分かれて相争っているうちに台頭してきた始皇帝の秦国を抑えこむために、残る6カ国が手を取り合って秦に対抗しようとしたもの。ちなみに連衡策は、秦の方から6カ国を個別に誘いこみ、しまいに合従を崩壊させた外交戦のこと。連携を失った6つの国は、その後瞬く間に秦に呑まれ、ついに中国は統一されてしまったとさ、という昔話ですが、今に当てはめると、TPP(合従策)の対象は秦ならぬ中華人民共和国。さしずめ、アメリカは当時の大国『楚』で日本がもう一つの大国『斉』ってところでしょうか。小国が音頭をとって大国を引き込んでいるように見えるのがいかにもな感じに見えます。まあ、今のところ秦ならぬ中国よりもアメリカの方が経済規模はずっと大きいですし、衰えたりといえども日本もなかなかのものですから、当時の1強6弱と言うのとは大分様相が違ってはいますが。
 様は、見栄えはともかくその本音の部分に合従のつもりは無いのかというのが気になるところです。また、日本はもっぱら対アメリカとの関係でTPPが語られていますが、他にも多くの国が参加しているわけで、それらの国々では、このアメリカの参加を一体どう捉えているのか、という話が聞こえてこないのが気になります。待ってました! と諸手を挙げて歓迎、ということもないかとは思いますが、厄介な奴が出てきてしまったぞ、と思っているのか、頼れる兄貴がこっちむいてくれた、とでも思っているのか、とにかくどういう気持ちでいるのかは知りたいと思います。もちろん、日本が入ろうかどうしようかと悩んでいる点についても。来るな来るなと震えながら祈っているのか、とっとと入りやがれ馬鹿野郎と焦れているのか、大いに期待されているのかあるいはそもそもそれほど期待もされていないのか、などなど、アメリカとの関係はもちろんですが、他の諸国との関係だって大事なはずで、いっそ日本が蘇秦の役を買って出て対中国包囲網でも構築するくらいの外交を見せてくれたら嬉しいのですが、まあ、そんな期待こそ噴飯物の夢物語かも知れませんね。

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