かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

10月にゴーヤを楽しむ予定の仮設住宅?

2011-08-27 22:56:53 | Weblog
 体力は期待通り今日は主観5割くらいの回復状況で目が覚めました。ここまで戻ってくると、一昨日の疲労は一体何だったのか? と不思議に思うくらいですが、ちゃんと食べて寝て、としていればとりあえずまだ回復しうるくらいの体力はあったみたいです。これも、そのうち回復するのがだんだん遅くなってくるのでしょうね。そう言えば10年くらい前は、風邪で熱でも出さない限り、こんな疲労はあまり感じなかったような気がします。だんだん無理が効かないようになってきているのを改めて実感させられる思いです。

 さて、不精しているせいか震災関連のニュースをあまりみないな、と思っておりましたら、久々に、仮設住宅に緑のカーテン、というニュースを読みました。まあ今年の夏は大変な暑さでしたし、そのくせ節電節電の大合唱でしたし、緑のカーテン、すなわち朝顔などのつる性植物で南向きの窓や壁を覆って少しでも太陽の熱を遮ろう、という話なわけだ、と思ってましたら、どうも様子がおかしい。貼付の写真には、小苗がちょろっとしか生えていないプランターがあるばかり。記事を読んでみると、なんと、今頃になってゴーヤを植えたプランターを並べたのだとか。
 これは、国の補助政策で岩手県、福島県における仮設住宅の暑さ対策なんだそうで、岩手県では1戸あたり2万1000円、福島県は8000~9000円と費用を見込み、今月から設置を始めたとのこと。
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 ゴーヤなどの夏の植物の植え付けは初夏にやるもので、もう夏も終わろうかという今頃から植えて果たして育つのかどうか。担当者の中に植物の専門家はいなかったのか、と不思議に思うのですが、記事によると、1ヶ月ほどで壁面を覆う見込みなんだそうです。それを考慮しても一ヵ月後といえばもう9月の終わり。今年は残暑が厳しいという予報も出てはいますが、さすがに10月の声を聞く頃には、真夏の猛暑に相当するような暑さはありえないでしょう。
 それにこの金額は何?
 記事にもありますが、苗代、土代、プランター代をまとめて払っても一つ千円もしないでしょう。それが行政が試算するとどうして2万円とか9千円とかになるのか、梱包や仮設住宅までの輸送費などを考慮に入れても、あまりに水増しし過ぎではないでしょうか。それとも育つまでの管理費用まで見込んでいたりするんでしょうか? プロの園芸専門家を雇って、一軒一軒水やりや肥料、つるを這わせる紐や竹の類を組むなどメンテして回ったり、とか。でも、ゴーヤなんてホームセンターの土を買ってきて植えて水をしっかりやっていれば、そうそうおかしな育ち方はしないいたって丈夫なものですし、私としては両県の試算を担当した方の計算用紙を是非見てみたいと思うのです。

 なんだかちぐはぐな施策ですが、何もしないよりマシ、と一応は評価すべきなのか、もっとやるべきことがあるだろう、と無駄遣いを怒るべきなのか、せめて今から植えて楽しめる植物にすればまだよかったのに、とつくづくその取り組みの遅さと愚直過ぎる実行が惜しいです。




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