かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ニュージーランドで安楽死法案成立。日本でもそろそろ本格的な議論が始まってもいいのではないでしょうか?

2020-10-30 19:54:42 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は9.5℃、昼の最高気温は17.9℃、五條市アメダスの最低気温は6.9℃、最高気温は16.7℃でした。今日は朝のうち快晴でしたが、午後は雲が多くなるとともに風が北向きに変化し、空気も冷たくなって随分と寒く感じられました。このまま雨でも降るのかというくらい黒い雲が一時空を覆いましたが結局降らず、日が落ちる頃にはまた空が晴れ上がって、13夜の月が煌々と地を照らし、変わらず目立つ火星とともに東の空を登っていきました。
 明日は快晴の一日、明後日は晴れのち曇りという休日にふさわしい空になりそうですが、月曜日はどうやら午後から雨になりそうです。そんなに強い雨にはならなさそうですが、出歩くのは面倒かも。

 さて、ニュージーランドで安楽死を認める新法を発布することが決まりました。この17日に行われた総選挙に合わせ、安楽死の是非を問う国民投票を実施した結果が今日公表され、賛成65.2%、反対33.8%と圧倒的多数の過半数超えで決まったものです。新法は11月6日に施行され、医師の診断で余命半年以内、回復が見込みなし、という患者について「死ぬ権利」が認められることになります。ただ安易な権利付与にならないよう条件も付けられ、患者に緩和できない耐え難い苦痛がある場合などに限り、2人の医師から承認を得た上で、投薬による死の選択が認められます。安楽死はベルギーやオランダ、アメリカやオーストラリアの一部の州で容認されていますが、その列にニュージーランドも並んだと言うことですね。それにしても、公表から一週間足らずで新法施行とは、なんて快速立法なのかと唖然とさせられます。
 翻って日本はどうかというと、まだ議論すら満足にされていないのが現状ではないかと思います。一方で認知症になった親の介護に疲れ果てた末の事件があちこちで起き、痛みにのたうち回りながら自然死が訪れるまでおいておかれるという拷問の如き非人間的な「治療行為」が行われています。高齢者の急増が様々な社会システムを蝕みつつある現在、そろそろ我が国でも安楽死の是非を真剣に問うべきときに来ているような気がします。そもそも死刑を容認しているのにどうして安楽死が認められないのか、個人的には摩訶不思議です。


コメント
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