かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

京奈和道御所ー五條間開通! 待望の南北縦貫道路が繋がって、走りやすくなりました。

2017-08-19 21:24:40 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は23.9℃、最高気温は34.1℃、五條市アメダスの最低気温22.2℃、最高気温は32.8℃でした。残暑は相変わらずで、夕方には一雨来ないものかと期待もしましたが、雨がなくても朝夕は少しだけ涼しさを感じるようになってきているように思います。本当に少しずつですが、季節は確かに進んでいるみたいです。

 さて、今日、京奈和自動車道の奈良県御所南インターチェンジと五条北インターチェンジの間約7キロが開通し、奈良盆地の南端橿原市と大峰山脈入り口の五條市が高速道路で結ばれました。京奈和自動車道は、京都から奈良県内を縦貫して和歌山市までを繋ぐ延長120キロの自動車専用道路で、奈良市の北の木津川から京都南部の城陽市までは随分前に作られ、私も実家の枚方へ行き帰りするのに使っておりますが、奈良県内は中々伸びませんでした。それがようやく、今回の開通で
奈良市内を除いて大方完成し、特に南向きは随分と行きやすくなったと思います。特に私にとっては、五條市やサボテンの展示会がある和歌山県岩出市まで京奈和道でスムーズに移動できるようになったのはありがたい話です。
 これで大和郡山市から奈良市内を通って木津川インターまでの区間が完成すれば県内の移動が一段と楽になるはずなのですが、奈良市内のルートが平城京のど真ん中を通る設定になっていたがために、強力な反対運動が起こって計画が中断、平城宮址の部分は地下道にして通す、という案も出ましたが、地下水位の変動が埋蔵されている遺跡・遺物に想定外の影響を与えかねないとのことで反対が強く、未だに解決が付いていないようです。そもそも最初の計画段階で平城京を通らないようにしていれば、今頃工事も進んで、ひょっとしたら全線開通していたかもしれないのに、奈良県にとって唯一の財産とも言うべき歴史的遺物の価値を理解せず、単にこのルートなら工事も早く出来て予算も少なくて済む、などと単純に算盤を弾いたおバカさんが居たことには、誠に残念というよりありません。国土交通省は、トンネル工事で地下水位に影響が出ることはない、としてルートの変更を拒否、反対する側と折衝を続けているようですが、所詮は歴史的価値など解さない人たちのようですから、万一があった時にはもう取り返しがつかなくなることなど、まるで考慮していないのでしょう。まあ全線開通となると京奈和道も有料化してしまうのでしょうから、この際奈良市内はずっと手を付けること無く現状を維持したら良いと奈良県民たる私は思っておりますが、さて、いつになったら解決するのやら、悩ましい話ではあります。

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