かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

大和と九州を繋ぐ弥生時代の広域交流の一端が再発見されたとのことです。

2013-11-16 20:55:44 | Weblog
  奈良県磯城郡田原本町にある弥生時代の代表的な環濠集落「唐古・鍵遺跡」から出土していた土器が、北九州製だった、という考古学的にはかなり大きな波紋を呼ぶ発見があったとのことです。発掘自体は1988年に行われていたのですが、それを整理していたら気が付いた、ということのようで、これまで多くの資料に25年も「埋もれて」居たことになります。
 何が波紋を呼ぶかというと、これまで弥生時代の奈良と九州は交流が断絶しており、間にある吉備(岡山)が互いの土器文化圏の外縁に当たる、という解釈だったのだそうです。そのために、今回奈良から北九州の土器が出土した、ということは、ただ一点だけであったとしても互いの交流を無視することができなくなったわけで、弥生時代にこれまで考えられていたよりも遥かに広域の交流があったことが示唆されるわけです。瀬戸内海を巡って東西が何をやりとりしていたのか、その後の時代の邪馬台国だとか大和政権の成立とかに直接的に関わる話になるのやも知れず、古代史好きにはたまらないニュースに成ったのではないでしょうか。
 一旦掘った後でも、こうしてまだまだ再発見があるのが面白いですね。

 さて、今日は久しぶりに暖かい日中で、仕事でスーツを着て奈良市に出向いたのですが、コートやマフラーの類がいらなかったのはありがたかったです。一方で、電車の中ではマスクをしたり咳込む人が目立つように感じました。やはりこの急激な冬の訪れに付いて行きかねる人が大勢いらっしゃるようです。私も気をつけませんと。
 それにしても、四六時中咳が止まらないでいるのにマスクをしない人がいるのには驚かされます。以前、新型インフルエンザに世情が騒然としたときには町中マスク姿しか無いような有様だったのに。あの時の反動なのか、単なる不注意や油断なのか、マスクをすれば単に菌やウイルスをまき散らすのが抑えられるだけでなく、喉の湿度を維持して炎症を和らげるような効果も期待できるのですから、エチケットとして、また健康回復のために、咳が止まらないような時はちゃんとマスクをつけるべきでしょう。
 
 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする