かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

オタクは自分たちの聖域を保護するために、自警組織でも作るべきなんじゃないでしょうか?

2010-02-16 21:43:15 | Weblog
 500系新幹線、ついに「のぞみ」から引退、山陽新幹線で「こだま」として余生を過ごすことになったと聞きました。あの流線型でいかにも未来志向な列車が各駅停車の「こだま」になるとは、おごれるものも久しからずの世の無常を体現しているかのようですが、特に鉄オタというわけでもない私も、できればまた機会があれば乗ってみたいですね。
 鉄オタというと最近は富に分類が詳細になってきて、つまりそれだけ人数も趣味の多彩さも増大したということなのでしょうが、とにかく何かと取り上げられる機会が増えているようです。この間、遠出するのに実に何十年ぶりに寝台特急に乗った時、同席した3人組の大学生らしい若者達が、仰々しい一眼レフやデジタルビデオカメラ、それに鉄道無線を聞く装置などを広げ、駅に着く度に撮影するためなのかバタバタと出て行くのがなんとも滑稽というか不思議な感じがいたしました。まあ私もそういう趣味にはそれなりに理解があるので、特に不快にも思いませんでしたが、といってこちらからわざわざ話題を振るでも無く、とっととカーテン下ろして静かにしておりましたところ、異分子の存在は向こうのほうがかえってプレッシャーだったみたいで、自ら車掌を呼び止め、空いている席に移って行きました。まあ自分たちの純粋な楽しみのためとはいえ、一応こちらにも気を使ってくれた訳で、それなりにマナーのある若者たちだったと言えるかもしれません。
 一方この間JR関西線を止めた人たちは、マナーという点ではオタクの風上にも置けない連中だったようですね。乗務員や駆け付けた駅員らが線路の敷地外に出るよう促したそうですが、そんなの即刻叩き出すか捕まえて警察に突き出しても誰も文句は言わなかったでしょうに。大体1万人以上の乗客がそれで迷惑を蒙ったのですから、欧米なら集団訴訟の一つも起きているような話、JRとしても、断固たる措置を取るべきだったと思います。JR西日本もようやく警察に被害届を出したとのことですが、この際ちゃんと捕まえて、一罰百戒のお灸をすえてやれば良い、と私は思います。鉄オタの方々も身内の不始末はもっと気にしないとダメなんじゃないでしょうか。ロリがごくごく一部の異常性欲者のために社会から全否定されたり、タバコがごく一部の粗忽な喫煙者のために次々と喫煙場所を失っているように、そんな一部の暴走者を放置していたら、いずれ自分たちの楽しみを満喫できなくなる世の中になってしまいますよ。

コメント
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