かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

やっぱり今冬は異常ですよ。

2007-01-30 22:53:53 | Weblog
 今朝は今まででも5指に入る寒さだったようで、バイザーが曇ってしょうがなかったです。でも昼間はうってかわってぽかぽか陽気の小春日和。いえ、もう春といって差し支えないような上天気でした。職場の気象観測値を見ますと、このところの平均気温は、平年値より1.2℃高くなっています。1℃というと大したことないように感じますが、平均で1℃高い、ということは実はとんでもないことで、一見それだけのことで氷が張らなかったり雪が降らなかったりで、色々な産業に影響が出て参ります。なんでも一説によると今世紀中に年平均気温が7℃ほどあがるそうで、そうなると東京は沖縄と同じ気候になるんだとか。もう、日本で雪がちらつくのは北海道だけ、お米がとれるのも北海道だけになるかもしれません。私達の孫の世代は、こぞって北に移住しないといけなくなりそうです。
 そうなると当然世界的にもとんでもない事態が待ち受けているはずで、たとえば世界の食料基地、アメリカは、耕地のほとんどが砂漠化してその地位を失うんじゃないでしょうか? 代わりにアイスランドとかシベリア平原などが一躍世界の食料供給を一手に担うようになるかもしれません。そうなると、ロシアは豊富な資源と食料を武器に、ソ連時代に果たせなかった世界征服を、アメリカに取って代わって実現する、なんていう未来も、あながち馬鹿馬鹿しいとはいえなくなるでしょう。多分そのころには中国やインドに豊富な水を恵んでくれるエベレスト山などの氷河も消えてなくなっているでしょうし、そうなると中国なんてのはますます砂漠化が進み、とても世界をリードする国になんてなれそうに無い気がします。この間、中国がアメリカと並んで世界をリードする大国になる、なんていう予測が新聞に載っていたようですが、常々疑問に思うのは、あの国の食糧生産力と人口で、本当にそんな未来がありうるのか?_ということなのです。経済を考える人たちは、そういうファクターを計算に入れないのでしょうか。
というようなことはとりあえず本題から外れるのでそこまでにしておきますが、そんな事態がこの数十年先に控えているのだとしたら、今こそアメリカは率先して地球温暖化対策に乗り出すべきじゃないかな? と思うのです。少なくともアメリカ大統領はじめ、かの国の政経界の重鎮達が自分達の子供達や孫達の繁栄を本気で望むのなら、アメリカ合衆国の底力を食いつぶすようなまねをしていてはいけない、と思いますし、彼らが本当にそんなことに気づいていないのか、と疑問だったりもいたします。それとも私が危惧しているようなことは、実は大したことが無くて解決策がちゃんと整っている、ということだったりするのでしょうか? いくらバイオテクノロジーが進んでも、水なしで食糧生産ができるようになんてまではならないと思うのですが。そういう問題を検討しているシンクタンクとかどっかに無いですかね。あるなら一度、じっくりその分析を聞いてみたいです。

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