現在のシステムは以下の通り;
(CDP)Esoteric「SA-50」
(Amp)JeffRowland「CONCENTRA」, Accuphase「E-460」
(SP)Sonusfaber「CREMONA」,TAD「TSM-2201」
主に SA-50→ CONCENTRA→ CREMONA でジャズ~クラシック他あらゆるジャンルの音楽を楽しんでいます。
クラシックは相変わらず絶品ですが・・・最近、ベースやドラムスの低音を利かせたポップスを聴くと、ちょっと低音が膨らみ気味なのが気になってきました。
しかし、TADにつなぎ替えると、音か硬くなりすぎてしまいます。
もう少し、バランスがよく膨らまない低音を出すスピーカーはないものか、と物色をはじめました。
候補に挙がったのが、KRIPTON「KX-5」。
日本製のブックシェルフ型&密閉型。
トールボーイ型に発展させた「KX-1000P」も考えましたが、こちらは高価なので試聴無しには手を出しにくいし、これまでトールボーイ型で引き締まった低音に満足した経験がないのもトラウマになっています。

「KX-5」を検索すると、中古で扱っている店舗があり、見積もりをお願いがてら「私の希望する音に合うスピーカーは他にありますか?」と質問してみました。
すると、「Harbeth Monitor 20.1もオススメですよ」とのコメントをいただきました。
馴染みのない名前です。
調べてみると、こちらは英国製、やはりブックシェルフ型&密閉型。

待てよ、近隣のオーディオショップで以前試聴会をやっていたような・・・。
ネットで2014年1月に Harbeth の試聴会の企画があったことを確認し、そのお店へ直行しました。
Monitor 20.1 とご対面。
思ったよりコンパクトです。グレー仕上げが現代的な雰囲気を醸し出しています。
早速持参したCDを聴かせていただきました。
「ハッ」としました。
その小さなスピーカーから想像できない豊かな音場感が浮かび上がったのです。
品のよい澄んだキレイな音。
音の定位もよく、小音量でも音像が痩せません。
「うれしい誤算」という第1印象。
ロッド・スチュアートのボーカルのバックの音が主張しすぎずよいバランス。
ウォルター・ラングのピアノトリオは雰囲気・楽器の定位ともに良好。
ステイシー・ケントのボーカルはちょっと線が細いですね。色気が薄くなった感じ。
しかし、クラシックのオーケストラは低音が薄くてつまらない音楽に聞こえました。低音域を切り取り中音域以上の美音を拾って再生したような印象です。
楽器編成では室内楽あたりが限界でしょうか。
もう一つ、Harbeth の「HL Compact 7ES-3」というスピーカーが置いてありました。ブックシェルフ型で、大きさは Monitor 20.1 より大きく(と言うかふつう)、木目調の落ち着いた雰囲気で。専用スタンドも木です。

比較試聴してみると、そのスピーカーから聞こえてきた音はゆったり余裕のある響き。
「木目調の雰囲気そのままの音」という印象です。
モーツアルトのディベルティメントも雰囲気たっぷりに聴かせてくれました。
でも、このスピーカーだったら CREMONA の方が明らかに数段上、バスレフ仕様だし購入する意味はないなあ。
「試聴会の後、Monitor 20.1 は結構売れてます」と店長さんの言葉。
確かに、日本の狭い家屋、つまりニアフィールドで(クラシック以外の)音楽を楽しむにはベストチョイスかもしれません。
ただ、私には「サイズからすると」という”断り書きつきの高評価”、ということになりました。
やはり求める音は「KX-5」でしょうか。
と、気持ちは”購入”に限りなく近づきましたが、試聴できないのが残念です。
でも待てよ・・・購入ボタンをクリックする前に深呼吸し、私のオーディオ師匠であるN氏に意見を求めてみました。
「KX-5は吸音材にミスティックを使っている為、結構デッドの方に音がシフトしましてレンジも狭いのと中高域の伸びが今一つです。ニアフィールドで聴く分にはいいと思いますが、少し離れて聴くと吸音されてる感じが気になると思いますし、倍音が弱いスピーカーです。ハーベスのMonitor 20.1 はクラシックも鳴りますし、ポップもジャズもそこそこ行けるので比較的オールマイティなスピーカーです。」
とのコメント。なるほど。
う~ん、やっぱり決められない・・・。
N氏からさらに「CREMONAのバスレフポートに吸音材としてサーモウールを入れるなどで低音がある程度調節可能ですよ」とのアドバイスをいただきました。
”新規購入”という煩悩は一旦停止させ、まずはCREMONAの低音対策をやってみるところに落ち着きました(苦笑)。
(CDP)Esoteric「SA-50」
(Amp)JeffRowland「CONCENTRA」, Accuphase「E-460」
(SP)Sonusfaber「CREMONA」,TAD「TSM-2201」
主に SA-50→ CONCENTRA→ CREMONA でジャズ~クラシック他あらゆるジャンルの音楽を楽しんでいます。
クラシックは相変わらず絶品ですが・・・最近、ベースやドラムスの低音を利かせたポップスを聴くと、ちょっと低音が膨らみ気味なのが気になってきました。
しかし、TADにつなぎ替えると、音か硬くなりすぎてしまいます。
もう少し、バランスがよく膨らまない低音を出すスピーカーはないものか、と物色をはじめました。
候補に挙がったのが、KRIPTON「KX-5」。
日本製のブックシェルフ型&密閉型。
トールボーイ型に発展させた「KX-1000P」も考えましたが、こちらは高価なので試聴無しには手を出しにくいし、これまでトールボーイ型で引き締まった低音に満足した経験がないのもトラウマになっています。

「KX-5」を検索すると、中古で扱っている店舗があり、見積もりをお願いがてら「私の希望する音に合うスピーカーは他にありますか?」と質問してみました。
すると、「Harbeth Monitor 20.1もオススメですよ」とのコメントをいただきました。
馴染みのない名前です。
調べてみると、こちらは英国製、やはりブックシェルフ型&密閉型。

待てよ、近隣のオーディオショップで以前試聴会をやっていたような・・・。
ネットで2014年1月に Harbeth の試聴会の企画があったことを確認し、そのお店へ直行しました。
Monitor 20.1 とご対面。
思ったよりコンパクトです。グレー仕上げが現代的な雰囲気を醸し出しています。
早速持参したCDを聴かせていただきました。
「ハッ」としました。
その小さなスピーカーから想像できない豊かな音場感が浮かび上がったのです。
品のよい澄んだキレイな音。
音の定位もよく、小音量でも音像が痩せません。
「うれしい誤算」という第1印象。
ロッド・スチュアートのボーカルのバックの音が主張しすぎずよいバランス。
ウォルター・ラングのピアノトリオは雰囲気・楽器の定位ともに良好。
ステイシー・ケントのボーカルはちょっと線が細いですね。色気が薄くなった感じ。
しかし、クラシックのオーケストラは低音が薄くてつまらない音楽に聞こえました。低音域を切り取り中音域以上の美音を拾って再生したような印象です。
楽器編成では室内楽あたりが限界でしょうか。
もう一つ、Harbeth の「HL Compact 7ES-3」というスピーカーが置いてありました。ブックシェルフ型で、大きさは Monitor 20.1 より大きく(と言うかふつう)、木目調の落ち着いた雰囲気で。専用スタンドも木です。

比較試聴してみると、そのスピーカーから聞こえてきた音はゆったり余裕のある響き。
「木目調の雰囲気そのままの音」という印象です。
モーツアルトのディベルティメントも雰囲気たっぷりに聴かせてくれました。
でも、このスピーカーだったら CREMONA の方が明らかに数段上、バスレフ仕様だし購入する意味はないなあ。
「試聴会の後、Monitor 20.1 は結構売れてます」と店長さんの言葉。
確かに、日本の狭い家屋、つまりニアフィールドで(クラシック以外の)音楽を楽しむにはベストチョイスかもしれません。
ただ、私には「サイズからすると」という”断り書きつきの高評価”、ということになりました。
やはり求める音は「KX-5」でしょうか。
と、気持ちは”購入”に限りなく近づきましたが、試聴できないのが残念です。
でも待てよ・・・購入ボタンをクリックする前に深呼吸し、私のオーディオ師匠であるN氏に意見を求めてみました。
「KX-5は吸音材にミスティックを使っている為、結構デッドの方に音がシフトしましてレンジも狭いのと中高域の伸びが今一つです。ニアフィールドで聴く分にはいいと思いますが、少し離れて聴くと吸音されてる感じが気になると思いますし、倍音が弱いスピーカーです。ハーベスのMonitor 20.1 はクラシックも鳴りますし、ポップもジャズもそこそこ行けるので比較的オールマイティなスピーカーです。」
とのコメント。なるほど。
う~ん、やっぱり決められない・・・。
N氏からさらに「CREMONAのバスレフポートに吸音材としてサーモウールを入れるなどで低音がある程度調節可能ですよ」とのアドバイスをいただきました。
”新規購入”という煩悩は一旦停止させ、まずはCREMONAの低音対策をやってみるところに落ち着きました(苦笑)。