レスポール&ストラトの部屋

RolandのGT-001とBR-80をメインにDAW制作を楽しんでいるよ(^O^)/

レスポールのオクターブ調整・・ブリッジ交換で解決?

2014年01月30日 | 日記
読者の皆さんはどんな種類のギターをお持ちだろうか?

あるギター雑誌の投票で人気NO1はレスポールだった

しかしながら実際に所有しているギターの一位はストラトなのだ


「レスポールはカッコいいけど・・弾き難いかな?」

という思惑が見え隠れする興味深いデータなのだ


実際にレスポールを手にしてみると思ったほど弾き難くはないように感じられるのだ



レスポールにはそれに似合った弾き方があるのだ

レスポールで無理やりハイポジを多用する必要もないと思う

むしろ12フレット以下のローポジを積極的に使うようなフレーズを組み立てれば解決してしまう

リフ名人であるジミーペイジが良いお手本なのだ


今回は演奏性の前の段階であるメンテについて考えてみたいのだ

ネット検索などでこんな質問に出会ったことがある

「レスポールのオクターブ調整が出来ないんですけど・・」

「サドルのネジが最後まで回り切っちゃうんですけど・・」

これは良くある話なのだ


レスポールのブリッジはお世辞にもメンテ性が良いとは言えない構造なのだ

トーカイのレスカスのブリッジ付近をご覧いただきたい



サドルの上に弦が乗っているのだ


ストラトのそれとは根本的に構造が異なるのだ



音の響きという点では多少は有利だといえる


レスポールのブリッジには大別して2種類あるのだ

『ナシュビルタイプ』と『ABRタイプ』なのだ



画像の上がナシュビルなのだ


サドルの可変範囲が大きく(広く)なっているのだ

ABRタイプの弱点を改良する形でリリースされたのだ


本家ギブソンでも2000年頃から純正採用されている優れモノなのだ

このブリッジの場合、ほとんどのギターでオクターブ調整が可能になるのだ


ちなみに私のトーカイは伝統的なABRタイプを採用しているのだ



一方、ギブソンはナシュビルタイプなのだ



ブリッジ付近を拡大してみよう



かなり可変範囲に余裕があるのがお分かりいただけると思う


ナシュビルがオクターブ調整で有利だと分かりながらABRタイプを採用しているギターも多いのだ

実際、カスタムショップ製のレスポールはすべてABRタイプなのだ


理由は単純なのだ

『伝統的な外観』なのだ


当然ながらヴィンテージ系のレスポールもABRタイプなのだ

色々なギターの画像などをチェックしていると面白い事に気付くのだ


ギターごとにサドルの位置が微妙に異なるのだ

基本的にブリッジとネックのスケールは一緒なのだ


考えられる理由は弦の太さなのだ

太さが異なればオクターブ調整の位置も前後するのだ


さらにはネックの反りと弦高も大きく関係しているのだ

ちなみにミニレスポールもナシュビルタイプなのでかなり正確にオクターブを追い込めるのだ




私のトーカイではABRタイプだがオクターブ調整後にサドルの前後に余裕が残っている状態なのだ

つまり可変範囲に余裕があるという事なのだ


ネットなどの質問にあるような状態はどんなことが理由なのか?

考えられることは二つなのだ


ギターそのものの精度が極めて低いというケース

弦高とネックの状態の不備というケースに限られるのだ

さらには異常な太さの弦をセットしている場合


3番目は考え難いのだ


ネットにブリッジに関する質問を挙げるような人がプロでも手強いような極太ゲージを選ぶはずがない

おそらく多くの人が好むサイズを選んでいるはずなのだ


現代のギターにおいてチューニングやオクターブが合わないギターを探す方が難しいといえるのだ


”安ギター≒精度が悪い・・”

というのは音程の話ではないのだ

一例としてフレットなどの打ち込み、エッジの処理などが挙げられるのだ


指板上の適正な位置にフレットが打ち込まれているにも関わらず最終的な処理が甘いギターが多いのだ

上級モデルにはあり得ない話なのだ

フレットの処理が甘いようなギターの場合、往々にしてその他の部分も同クオリティなのだ


話は戻るが・・

とりあえず、フレットの位置は正しいと思うのだ


おそらく弦高が適正の範囲を越えているのだと思う

ギターを始めたばかりの無知な頃にはネックの反りによる異常な弦高に気付かない場合が多いのだ


色々な事に興味を持ち、速弾きには低い弦高が適しているという知識を得た頃にもミスが多いのだ

見よう見真似で弦高を下げてみるも、音詰まり、ビビり、最終的にオクターブ調整が合わないという事態に陥るのだ


ギターの調整を部位単体で考えている人が多いような気がする

ネックの調整も弦高調整もオクターブ調整も結局は三位一体になっているのだ


どこかのバランスを崩したまま、その他の部分を調整してもあまり意味がないのだ


自分のギターを自分自身で調整してみようという心意気は立派なのだ

良くあるパターンとして、最終的にメチャクチャな状態になってしまう事も多いのだ

「スミマセン・・ギターを弄っていたらこんな事になっちゃいました・・」

こんな状態のギターが楽器店にも月に数本は持ち込まれるという


個人的には良いと思うのだ

何でもかんでも他人任せよりもチャレンジ精神は美徳なのだ


足りないのは理屈と経験なのだ


多くの場合、ネットの情報を元に弄り始める場合が多いようだ

ネットの情報を信じる人は基本的に


”ネット≒正しい情報・・”

という信念があるのだと思う


メンテを真剣に学びたいという場合、一冊はメンテ系の専門書を購入することをお薦めしたい

最近ではギターの種類に特化した専門書も多くなってきたのだ


”レスポールのメンテ術・・”

一冊で外観と電気系を学ぶことができるのだ


失敗した場合には楽器店に相談すれば良いのだ

工具で弄った程度ならば、プロは簡単に元に戻せるのだ


ここで重要なのが楽器店に修理ピットがあるか?否か?なのだ

最近ではメンテ系の作業を外注の業者に依頼する楽器店も増えているのだ


店員さんの知識不足と作業スペース(作業コスト)の兼ね合いだと思う

一昔前は簡単な修理はその場で・・というのが常識だったのだ


簡単なセットアップ程度を外注に依頼するような楽器店は避けた方が良いと思う


こんなお店の場合、お客側にもデメリットが多いのだ

作業に時間もかかるうえ、中間マージンもかかってしまうのだ

さらに作業に関しても店員さんはノータッチなのだ

「このまえ調整してもらったんですけど・・・」

「なんかフィーリングが違うかな?って思うんですけど」

と申し出れば、再び外注の業者にギターを依頼するという流れになるのだ


電気系のカスタムは敷居が高いが・・・

日常のメンテや簡単な修理くらいは自分で出来るようになりたいものだ


個人的には他人が調整したギターなど弾きたくもないのだ

調整→演奏→調整・・の繰り返しなのだ


自分の好みは自分が一番知っているのだ


・・とはいっても自分の好みが不明瞭な人も多いようだ

そんな場合にはとりあえず『標準値』で良いと思う


「標準値っていっても色々な数値があるけど・・?」

確かに弦高ひとつにしても様々な意見があるようだ


そんな場合には『近似値』で良いと思う


ここだけの話、初心者の方で私の演奏や音色が気に入ったならば

私のセッティングを真似てみるのも一考だと思う


過去の失敗も含めてかなり知識や経験が熟成?していると思うのだ



少々脱線したが・・

適正なネックの状態、弦高に調整すれば概ねABRタイプでもネジが回り切ってしまうことはないと思う

ちなみにABRとナシュビルの互換性は無いと考えた方が良いと思う


ギブソン同士でも互換性がないのが実情なのだ



レギュラーラインのレスポールをヴィンテージタイプに交換することは困難なのだ



方法がないわけでもない


かなりの『大手術』になるのだ

さらにコストもかかるのだ

ボディの穴を埋めてしまうという荒業もあるのだ


改めて新規のブリッジにあった穴を開け直すという方法なのだ

どこの楽器店でも出来る仕事ではないのだ


経験豊富なショップに依頼するしかないのだ

本体が安ギターの場合、本体価格くらいの費用を請求されると思う


意味がない作業だといえる

「今度、ギターを買う時にはナシュビルタイプにしようかな?」

というのが現実的なのだ


実際に両方のタイプのブリッジを使ってみて思うのだが・・

ナシュビルタイプは相当に使い勝手が良いように感じる


カスタムショップ系の信者?の多くは音に言及するのだ

「やっぱりABRでしょ? 鳴りが違うよね~」

「59の音にはナシュビルはないと思うなぁ・・」

こんな意見を聞く(読む)と笑ってしまうのだ


それほど耳が肥えた素人が何処にいるのだろうか?

テールピースやブリッジを支えるスタッドボルトを交換するだけでも音が変わるという人がいるが・・


この辺りも微妙なのだ

スチール材とアルミ材の違いを聴き分けられる人はいないと思う


結局、カスタムは自己満足の世界なのだ

自身が実感できるならばOKなのだ


無責任な他人の意見に振り回される必要はないのだ


情報化時代だけに色々な意見を収集し過ぎて混乱している人も多いようだ

無関心な人よりは100倍マシだが・・芯がブレているのだ


まぁ、そんな感じなのだ


余談だが・・

今年の2月にクラプトンのコンサートが行われるのだ

ご存じだろうか?


来日は20回目らしい

すでにチケットを購入したのだ

今から楽しみにしているのだ


ストラトに関しても色々な意見が飛び交っているのだ

ストラトマニアの多くはノイズまみれのパキパキの乾いた音以外は認めないという傾向が見られるのだ

いわゆるヴィンテージ系のストラトサウンドなのだ



ノイズレスピックアップなど言語道断なのだ


しかしながら現実的には多くのプロが自分に合った改造を施しているのだ

良い例としてジェフベックとクラプトンが挙げられるのだ



両者共にストラトの名手だが・・

愛用のストラトはヴィンテージとは程遠い仕様なのだ

共通点はノイズレスピックアップの使用なのだ

「ジェフベックっていい音出すよね~」

「クラプトンのブルースは最高だぜ~」

決してパキパキの乾いた音ではないのだ


それなのにストラトマニアたちは大絶賛なのだ

まったく不思議なのだ


クラプトンなどはさらに過激な改造を施しているのだ

ストラトにブースターを増設しているのだ


トーン0から5までが通常のストラトのトーン機能なのだ

6から上に入るとブースターがONになる仕組みなのだ

クラプトンのストラトの中に電池が内蔵されているという事を知っている人がどれくらいいるだろうか?

「俺はそんなの知ってたよ・・」

という方はかなり詳しい方だと思う


ブースターでブーストアップされた音はもはやストラトの貧弱な音ではないのだ

まさにクラプトンのリードトーンということになる


生粋のストラトの音とは程遠いのだ

でも・・カッコいい!のだ


一流のプロ達も自分の音やセッティングを模索しているのだ

これといった決まりはないと思うのだ


むしろ、素人の場合にはもっと冒険しても良いと思うのだ

非常に小さく狭い所で蘊蓄(うんちく)を語っているような人の演奏はやはりそれなりなのだ

音作りにもいえるのだ


「イングヴェイの音ってどんなセッティングですか?」

とネットで質問している人がいるが・・・


回答者はイングヴェイではないのだ


ましてや回答者の演奏や実際の音を聴くこともできないのだ

答えもどこかの雑誌に書いてあったような受け売りなのだ

「基本マーシャルだね 真空管じゃないとあの感じはでないよ」

「ピックアップはフロントが多いね 特にソロのスィープでは・・」

「フレットもジャンボで指板はスキャロップド加工が必須だね」


という感じなのだ


「明確な回答ありがとうございました!」

と喜んでいるのだ


素人ギター弾きの多くが今一歩垢抜けない理由を垣間見る瞬間なのだ


何だか今回も脱線気味だったが・・・

まぁ、そんな感じなのだ


既出の曲だがギブソンレスポールの音源をお聴きいただきたい

正確にオクターブ調整した音なのだ








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