テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

ネックのビビリを解消する

2021年06月26日 | 楽器
大きいほうのアコギがまたビビってしまった

5弦の2フレットと3フレットが特に酷い


最も良く使うポジションだけにストレスが溜まる

サドルを高く作り直すことで解決したと思っていた


デフォルトよりも数㎜ほど高く作ってもらった

この季節はネックが動き易い

先日、あまりにも弦高が高いので自分でロッドを調整したのだ

弱順反りくらいに合わせたのだが・・

何となく違和感をおぼえる

その辺りからビビるようになってしまったのだ

ネックをかなり順反らせればビビリは減少するが弦高が高く弾き難い

八方塞がりの状態になってしまった

そんなこんなでいつもの腕利きリペアマンに相談したのだ

「ネックが微妙に波打ってますね」

という診断結果なのだ

以前に作業を依頼した時から変化しているのだろうか?

素人の私の目には微妙に映る

フレットの摺り合わせはあまり効果が期待できないという

フレットの打ち直しは時間もお金もかかってしまう

そもそも4万円台のギターに4万円超えの工賃をかけるのも微妙なのだ

バインディング有りなのでもう少し高いかもしれない

「ネックを順反らせてサドルを下げてみましょうか?」

ネックは真っ直ぐという固定観念を持っている私にとっては盲点だった

「アコギでは良くあるケースですよ」

「値段が高い安いは関係ないですね」

「まぁ、高級ギターでは希ですけど」

廉価のアコギでは良くある話らしい

不良というレベルではないという

そんなこんなで意図的にネックを順反らせた

そして弦高調整の為にサドルを数㎜ほど削った

今回は撮影する時間がなかった

画像はまたの機会にご覧いただきたい

ネックを調整して弦を張り、状態を確認してさらにサドルを削るという作業を数回ほど繰り返していた

非常に繊細な作業なのだ

まさに微調整という感じ

「どうですか? 弾いてください」

まるで魔法にかかったようにビビリが消えているのだ

しかも弾き難さをまったく感じない

少々大袈裟だが・・

まさに神業なのだ

毎度の事ながら、職人さんの仕事には惚れ惚れしてしまう

少し遠回りしたが結果オーライなのだ

やはり、基本はストレートなネックなのだ

それを基準にナットやサドルなどの各部を調整するのだ

エレキもアコギも基本は同じだと思う

故意の順反り状態でビビリを逃がす方法はイレギュラーだといえる

結果としてかなりハイポジなポジションで微妙に音が詰まる

特に問題はないと思う

そんなハイポジなど使わない

そもそも指が届かない

所謂、『死にポジ』なのだ

最終フレットまで指が届くエレキの場合には困ると思う

アコギはとにかくローポジを良く使う

良く使うポジションを優先させるセッティングもありだと思う

時に何かを犠牲にすることもあると思う

割り切りも大事なのだ

今回は使用頻度が低いハイポジを犠牲にしてローポジの演奏性を優先させた

ギターは不思議なもので気に入らない部分があるとすべてが嫌いになる

逆にそれが解消されると愛おしくさえ思えてくる

当たり前だがギターは弾いてナンボなのだ

弾いていて楽しくないギターは楽器ではない

「弱く弾けばビビリが出ないんだよねぇ」

では買った意味がない

使う意味がない

ギターはピックでも指でも元気良く弾きたい

思いっきり親指で巻き弦を鳴らしたい

繰り返しになるが・・・

ビビリは解決したのだ

意味なく巻き弦をブルブルと震わせているのだ

ギターはちょっとしたことで好きにも嫌いにもなるのだ

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