テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

そろそろ梅雨になるね~ネックは大丈夫かな?

2012年06月10日 | 日記
そろそろ梅雨の時期になるがギター弾きの人はメンテは万全だろうか?


やはり、適正な音を保つには『ネックの管理』が重要になってくると思う


一般的にネックに良い湿度は50%~60%の間だと言われている

使用材などによっても若干の差があると思う


一般の家庭で湿度管理をするのは難しい

まぁ、そこまでシビアに考えなくても良いと思うが・・


自分の部屋の『湿度の変化』を知っておくのも悪くないと思うのだ



安モノだがこんな湿度計を購入したのだ

画像撮影の日の湿度なのだ



雨がふると10%くらい湿度が上昇するので動いていると判断できる


パソコンで地域の外気温と湿度をチェックした時には誤差が無い数値を示していた

私の湿度対策としては部屋に除湿剤を置いているのだ

数か月でたっぷりと水分が溜まるのでそれなりの効果はあると思う


湿度の変化でどんなギターでもネックは反るものなのだ

反り方や度合いに関しては個体差があるといえる

高級なギターだからと言ってネックが反らないというものでもないようだ


楽器店のお兄さんの50万円台のポールリードスミスもかなりネックが動き回るらしい


ネックの反りは演奏性や音程に関係してくる

プロの場合には感覚が素人よりも長けているのでより一層気になるようだ


あるギター雑誌で読んだことがあるのだが・・・

あのエディ・ヴァンヘイレンもネックの動きにはシビアらしい

ネックの反りを嫌って反らないネックのギターを依頼したことがあるらしい

ネックの中にはトラスロッドという鉄芯が入っているのだが特注の極太ロッドに変え、

ネック材も湿度に影響されないかなり硬質な特殊な木材でオーダーしたようだ


結果はどうか?

ネックはほとんど反らなくなったらしいが音が変わってしまったのだ

フレットをニッケルからステンレスに打ち換えるだけでも音が変わるほどギターは繊細なのだ


結局は音が気に入らず、普通の材料で作られたギターに戻ったそうだ


やはり、ネックの反りとは腰を据えて向き合うしか方法はないようだ


あまりシビアになり過ぎて頻繁にロッドを回すのも良くない

ロッドのかかりが甘くなってしまうのだ

ここ一番!というタイミングに一回で決めるのが作法だと思う


ネックの反りを判断する方法は色々あるようだ

一般的には1Fと最終フレットを指で押さえて12Fの隙間を確認するのだ

弦が直線であるという理論を活用する王道的なチェック方法だといえる


私の場合にはチェックに入る前に必ず『違和感』を感じるのだ

それは弦高が上がる為なのだ

一般的には『順反り』になるケースが多い

順反りを知らない人は検索していただきたい


ネックが反る事で中心辺りの弦が浮き上がるように感じられる

速弾きなどをしている時にこの症状に陥ると下手になった気分になるのだ

「ネックが反っているんじゃないかな・・?」

気にならない人ならばスルーする範囲なのだが僅かにネックが反っているのだ


この段階で調整するか?否か?の判断で悩むのだ

あえて、さらにネックが反るまで待つことも多い


その理由はロッドの調整範囲にあるといえる

ギターにもよるがロッドを僅かに回しただけでは変化がない場合が多い

指に抵抗を感じるくらいに回した場合には想像以上にネックを戻してしまうことも多々ある


この辺りは自分のギターのロッドの特性を把握するのが近道だと思うのだ

私のギターの場合、ストラトはかなり細かく調整ができるのだがアリアは大胆に動くのだ

しかしながら、アリアのネックは殆ど動かないくらいに安定している


ネックの反りに関しては自分の感覚が基本だと思うが・・・

私の場合にはちょっとした工夫をしているのだ

ネックの反りを調整した後に弦高の調整をした状態の弦とフレットの間隔がたまたまピックの厚みと一致したのだ



12F辺りなのだがジムダンロップの一番厚いピックが落ちない状態が私のベストなのだ



三本の弦に引っかかっているように見えると思う

実は均等ではないのだ

5弦と6弦だけではスルスルと落ちてしまうのだ

非常に微妙な感じなのだがこれが良い状態の目安なのだ


演奏に違和感を感じる時にはピックも落ちる事が多い

ギター弾きの人は自分のベストなセッティングの時の隙間と同じ厚さの物でお試しいただきたい

『簡易チェッカー』になると思うのだ


初心者の中にはネックが真っ直ぐが良い状態だと思っている人が多いようだ

弦は振動するのだ


理論的にネックが真っ直ぐならば弦が振動する余地がない(少ない)という事になる

ブリッジ付近ならば問題ないと思うがナットに近いローポジションでは『ビビり』が生じる

わずかに順反りを維持するのが良いようだ


先に述べた反り調整の時に12F付近に名刺一枚くらいの隙間ができると良いとされている



私の場合には厚めのプリント用紙をチェックシートに活用している



この状態で紙が挿入できれば問題ない

紙と弦の間に隙間があるようならば再調整という事になる


弦を押さえる際に慣れない人はカポを活用するのもお薦めなのだ



カポも使い道が色々とあるのだ




ネックの反りの調整が済んで終わりではないのだ

弦高調整済んでいる人はそのままオクターブ調整に入れば良いと思う

弾き難さを感じている人は再度、弦高の調整から入れば良いと思う


ネックの反りチェック、弦高調整、オクターブ調整というのがセットになっているのだ


弦高の調整も実は奥が深い

どんなギターもフレットが微妙にカーブしている

特に古いタイプのフェンダー系のカーブは相当に急カーブしている


楽器店のお兄さんのヴィンテージストラトは非常に弾き難い

目で見ても分かるくらいにフレットが曲がっているのだ


フレットのカーブに合わせて駒の高さを調整する繊細さが不可欠だと思う

殆どの場合には付属のレンチですべてのサドル(駒)の調整が可能になっているのだ


買ったまま使っているという人の場合は最初の位置関係を参考にしてから調整すると良いと思う

常々言っているが何かを回した瞬間から『自己責任』の嵐なのだ


自信がない人は弄らない方が無難な場合もある


”弄り壊す・・”という事も多々ある

高校生の頃の私の実体験なのだ



ネットなどでもオクターブ調整の方法を紹介しているサイトは多い

しかしながら・・

”何故オクターブ調整が必要なのか?”に言及しているサイトは殆ど無いと思う

アップ側は『そんな事知っていて当然だろ?』という感じなのだと思う


読者の中にはギターの初心者や始めてみたい人も多いと思うのでちょっとだけ説明してみたい


一言で表現するならば・・・


”ハイポジション側での音程を安定させる!”に尽きるのだ

正直なところ、アコギと同じようなポジションを多用する人には無縁の世界なのだ

実際にアコギにオクターブ調整の機能は備わっていない

つまりはハイポジの音程に関してエレキほどシビアではないという事だと思う


私はかなりハイポジを多用するタイプなのだが・・

特にハイポジで複雑なコード作る(押さえる)時にオクターブ調整の必要性を痛感させられるのだ


音程が狂ったコードほど不快な響きはない

逆に美しくコードが鳴ってくれると最高に気分が良いのだ


ギターを弾く人はご自分のギターを抱え、ハイポジでコードを弾いていただきたい

響きが妙な場合にはオクターブ調整が狂っている可能性がある

「俺はローポジしか使わないから関係ないね・・」

という人もいると思うが厳密にには影響が少ないとはいえローポジのコード感も確実に狂っているのだ

詳しい調整方法はネットで検索していただきたい


最低限必要なものにチューナーがある

マルチに付属しているチューナーや単体のチューナーもある

どれを使うかは自由なのだが精度が高いチューナーを選択することは必至だといえる

残念ながら、精度が低い製品も出回っているようだ


メーカーや製品単体の癖も少なからずあるようだ

私の判断基準は自分の耳なのだ

完璧にオクターブを合わせた後にハイポジでコードを弾いてみるのだ

ローポジとハイポジを交互に弾き比べてみる


何故だか、zoomG2Nuのチューナーは微妙に甘いのだ

個体差なのか?

理由は分からない・・


BR-80のチューナーは非常に安定しているのでチューニングの時にはBR-80を使うように決めていた

G3を購入後に半信半疑でチューニングを合わせてみたのだが・・・

これが実に良好なのだ

「同じzoomなのに何でだろう?」

良くも悪くもパソコンの前で作業する事が多いので私には好都合だが・・・

この場合においても判断基準は自分の耳なのだ


元々音感は悪い方ではないが音楽制作をするようになって研ぎ澄まされた感がある



ゴチャゴチャと書いてしまったが・・・

オクターブ調整とハイポジのコードの関係を実際の音にしてみたので聴いてみてほしい

G2→G3という接続になっている



スティブヴァイをイメージして弾いてみたのだ



G3のハイファイなステレオディレイを使ってみたのだ

コードの美しさと共に左右の音の広がりを楽しんでいただきたい

左右でディレイタイムとフィードバック量を微調整しているのだ

音楽というよりは『音』という感じだが・・・






ゲイリームーア風の新曲も完成間近なのだ






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