テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

”ゲイリームーアに捧げるブルース・・”的な曲が完成したよ(^O^)/

2011年09月04日 | 日記
色々とあったが・・

B.C.Richが私の手元に残った




たかがギターと言う人もいるかもしれないが私は『何かの縁』を感じる

まぁ、それほどギターが好きで思い入れがあるという事なのだ


ちなみに未だに友人は私のB.Cを欲しがっているのだ

「自分で買えばいいんじゃないの?」

と思っている読者もいると思う

彼は私が提示した『破格の金額』に魅力を感じているのだ

これだけのコンディションのギターがこの価格でネットオークションに出品される事は皆無なのだ

友人だけに自分の儲け?は度外視したのだ


ある意味では彼はチャンスを逃したといえる

もっと突っ込んで言うならば、B.C.Richと縁が無かったということなのだ


手元に残ったB.Cを徹底的に調整した

ボディの尖がりは仕方がないとして・・

最大の問題は高音域におけるピッチの甘さなのだ

中国製だからと諦めるのは早計だと考える


読者も『オクターブ調整』という事はご存じだと思う

詳しくは述べないが検索などで調べてほしいと思う

今後も私のブログで度々、登場するだろうキーワードなのだ


購入時の状態でオクターブ調整(ピッチ調整)をするとどうしても4弦~6弦で合わないのだ

合わないというよりは・・

”合わせられない”という方が正確な表現だと思う

ドライバーのネジがいっぱいの所で止まってしまう

チューニングメーターではもう少し(ネジならば2回りかな?)のところなのだ


弦高などを調整してもあまり意味がなかった

ブリッジのコマがあと少し動けば解決できるように感じていた

ちなみに購入時はコマが1~3弦と4~6弦で非対称にセットされていた

過去に所有していたレスポールタイプのギター達も同様だった


「コマがあと少し動けばなぁ・・」

「もしや?コマを逆向きに取り付けたらどうかな?」

レスポールタイプのコマは二等辺三角形の形をしているのだ

逆に取り付ければ、それだけ『距離』を稼げるという寸法なのだ


ブリッジを取り外しでネジ類を固定しているピンを抜いた

ブリッジを分解するのは初めてなのだ

強引にピンを抜くのは不味いと感じた

何でも力で解決してしまう私だがここは慎重に対処した

コマを取り外し、すべて同じ方向に付け替えた



画像で見ると簡単そうに見えると思うが結構ネジが渋かったりするので怖いのだ


改めて、オクターブ調整をした

今度は拍子抜けするくらいにピッタリとメーターが合ってしまった

「ピッチの甘さはやっぱりブリッジのコマだったんだなぁ・・」

クオリティの低さからくる『フレット音痴』だと思い込んでいたのだ


チューニングを合わせた後に試奏をしてみた

これが凄いのだ


とにかく、今までのピッチの甘さが一気に解消しているのだ

今までは苦手だった4~6弦、12~24Fの領域において音程が合っているのだ

音程を合わせる為に微妙にチョーキングしながら演奏するという変な手癖を抜くのに1時間かかった

微妙に右側にハンドルが取られる車が修理から帰ってきたような感じだろうか?


音程が完璧になったB.C.Richを眺めていたら、急に愛着が湧いていた

何度か売りに出そうと考えていたギターだけに・・・


”何故にB.Cを購入したのか?”

という原点に立ち返って考えてみた


独特のカッコいいデザインもさることながら・・





ネックのインレイといいヘッドのペグといい、独特の世界観がある


しかしながら最大のポイントは

やはり『音』なのだ

他の二本との互換性を考えて同じ太さの弦を張っているがワンサイズ太い弦が良いかも?

アームが無いだけに弦の太さも気にすることなく張れるのもメリットだと思う




レスポールにも負けていない重厚なサウンドが気に入って購入したのだ



以前にもお話したが音的にはB.Cに対抗できるギターはレスポールタイプのギターしかない

『レスポールのような形をしたギター』ではない



ストラップが肩に食い込むような重さと弾き難いほど厚いボディが不可欠なのだ

仮にボディが厚くてもピックアップがメタル向きではダメなのだ


『カバータイプ』でなくては甘いサウンドは出ない



”ギターは奥深い・・”ものなのだ




ボディの尖がりにも慣れてきた

痛み軽減のスポンジも使わなくなってしまった

自然に太ももを尖がりから逃がすようなスタイルで演奏している自分に気付いた


3本のギターは微妙に形状が異なるが故に演奏する私のポジションも変わるようだ

あまり意識したことはないが・・・


ちなみに私のレコーディング環境は『座イス』に低いテーブルなのだ



この庶民的で貧乏臭い感じが私の音楽ライフにには合っている

この『ミニスタジオ』?から、あんな良い音が生まれるのだ

本当にデジタル技術には脱帽なのだ




普通の椅子にデスクタイプのラックも考えたが止めたのだ

自宅に帰った時くらい、机と椅子から解放されたい

音楽制作以外にもパソコンを使うのでこのスタイルに落ちついたのだ


楽器屋のお兄さんは感心しているのだ


「座イスって弾き難くないですか?」


「ストラップで立って演奏したらどうですか?」

自宅はライブステージではないのだ

自分が一番楽なポジションが良いのだ


楽器屋のお兄さんは自宅でも立って演奏しているらしい

疲れると思うが・・

頻繁にライブを行っているだけに練習も兼ねていると言っていた


私は年に数回ほどスタジオで演奏する程度なので必要ない筋肉なのだ



まぁ、どうでも良い話だが・・・




今回は亡きゲイリームーアを意識してロックブルース風の曲を作ってみた

若い頃にゲーリームーアのライブを観に行った時の音を思い出した

ホール全体に迫力あるギター音が響いていたのを思い出す


ライトハンド(タッピング)全盛の時代にも関わらず、
頑なにピック奏法での速弾きに拘ったスタイルが好きだった

ピック弾きのオルタネイト奏法でライトハンドよりも速く弾いていた

最近は時代の反映か?スイープ奏法なるものが流行している

一言で表現するならば『エコ奏法』なのだ

知らない人はネットで検索してほしい


ちなみに私はオルタネイト派なのだ

オヤジとしては楽に速く弾ける奏法に負けるわけにはいかない

脱線してしまった・・




スタジオ風ミックスも良いが・・

こんな感じのブルースもなかなか良いと感じる

如何だろうか?

レスポール的サウンドが無くては完結しない曲だと思う

AriaでもIbanezでもダメなのだ







ちなみに今回は紹介しないが・・

改造&調整、続きという事でIbanezも『大胆な改造』をした

普通では考えられない(普通の人はしないと思う)改造なのだ

今回は成功したので良かったが・・・

失敗していたら、ただの○○になってしまうところだった


次回に曲と共にご紹介したいと考えている

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