4CATS

この平穏退屈な日々にもそれなりに感動って在るもの。

やっぱり山内マリコが好きだと思った。

2021-06-07 09:50:34 | 私の読書日記
上野動物園や葛西臨海水族館がおよそ半年ぶりにオープンしたり、とてもとても緊急事態継続中とは思えない日本です。

やってることが逐一謎すぎて、大人しくステイホームなんかしてバカらしいと思えてくる。

夫が休みの日は、ひたすら吉田類の酒場放浪記(女性版も!!)を見て過ごす。
最近は、ワンカップ大関を愛飲。これ、父親が遠出する電車の中とかで飲んでたよね〜。私はちびちびですが、あれ一本飲んだら、目的地に到着した時はすっかりいい感じ。きっと妻の実家に行くのに勢いが必要だったのかしら・・


しばらくずっと島尾敏雄の「死の棘」関連の本ばかり読んでいイライラしていたので、山内マリコさんの「選んだ孤独はよい孤独」を読んで心から息を吹き返したというか、島尾よ、これだよ、これ、作家ってもんは、ただひたすら長々とつまんない話を書き連ねればいいってもんじゃないの、地に足のついた生活してたら、こんな、あるある、わかるわかる、いるいる、こういう人、ああ、なんて痒いところに手が届いた!!って感じの最高の短編集が書けるの。
それぞれ全部すっごく面白いんだけど、特に「ぼくは仕事ができない」や、短いけど、「ファーザー」なんか、ものすごく共感できる。素晴らしい〜。やっぱり山内マリコが好きだ。と思った。

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