ヘアバンド

いつもやや邪険に抽斗やカバンの奥に押しやられてた私のヘアバンドたち。

今朝、いつもいるはずの彼等が見つからなくて、いそうな場所を次から次へ探した。ちょっと必死になって。いつも手元にあるはずのものが、いざ姿を現さなくなってみると、何故かどうしてもそれが必要に感じて、必死になるんだけど。
いざ見つかって、一日着けたら満足してまたほっぽり出してしまう。

これって、人間関係にも言えるよね。特に恋人関係。

ヘアバンド側の立場に立つと、たまらなくつらいよね。


先日、そんな映画を見ました。〈さよならをもう一度〉
原作はフランソワーズ サガンの〈ブラームスはお好き〉

私の場合、せめてヘアバンドの置き場所をどこか一箇所に決めてやるのが、今の私に出来る精一杯のことだろう、ね。