日々のできごと。生物準備室より

理科教育、生物教育に関して考えたことをぼちぼち更新。たまに授業実践報告をします。

やはり無理があるのでは??蒸散の実験

2006-03-05 17:42:31 | 中学理科2分野(生物)
1学期に行われた実験です。

アジサイの葉に
[1]何もしない
[2]葉の表面にワセリンを塗る
[3]葉の裏面にワセリンを塗る
[4]葉を全部とる
の違いをつけ、1晩経ったあとどの試験管内の水が一番減っているか調べ、葉の裏から水を蒸散しているんだよ~を確かめる実験です。

自分で授業をした時も思ったのですが、いくら葉の数をそろえたからと言って、条件が整うと言えるのでしょうか・・・?自分が授業をしていた時は、毎回、『仕込み』をしていました。
先生方はどうするかな・・・と思っていたら・・・やっぱり仕込みをしていました

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1 コメント

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2分野の実験は難しいですね (きんちょ)
2006-08-28 21:54:51
 クズの葉でやってみるといいと思います。 同じぐらいの大きさのクズの葉を10枚ほど取ってきます。その際、つるの部分をつけて取ってくるとよいと思います。そして、バケツの水の深いところで、葉柄の部分をよく切れるはさみで斜めに切ります。(水切り)

 葉を1枚ずつ試験管にさします。葉柄の先は試験管の底につかないくらいの長さがいいと思います。先がつぶれると吸い上げが悪くなる場合があるからです。くずの葉は複葉で3つに分かれているので、そこが試験管の口のところにひっかかって止まるので、茎が上下して水面の高さが変化することはありません。

 その状態で風通しのよいところに一昼夜おいて、確実に吸水しているかどうか確認します。きちんと水切りができていれば、だいたい8cmぐらいは下がると思います。

 その中から、なるべく同じぐらい水を吸い上げているものを3つ選びます。スポイトなどで水を入れて、水面を元の高さまで戻しておきます。

 葉にワセリンを塗ったりした後、水面に油をスポイトで1ml浮かべます。

 風通しの良いところで一昼夜おきます。

 何も塗らないものは9cmぐらい、表にワセリンを塗ったものは6cmぐらい、裏にワセリンを塗ったものは1cmぐらい減ると思います。

 上記の実験はかなり大きな葉を使った場合です。小さい葉を使った場合は、減る量が上記よりも少なくなると思います。

 クズは同じ大きさの葉をそろえるのが容易ですし、吸水もよいので、実験に適していると思います。

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