2023年もあと2日で終わる。
その前に少しだけ今年の初めに行った
大阪を振り返っておきたい。写真学校
の２年間+師匠のスタジオに弟子入り
していた３年間を過ごした思い出深い
地。42年前～37年前だ。
古い話だが、自分がどれぐらい覚えて
いるかということを確かめたい。
まずは古い本屋さんだが、これは42年前
からこの場所にあった。ここは鶴橋、こ
の場所を撮影し、進級制作とした。
毎週のように通った場所なんで忘れるわ
けない。他もそうだが、人や店舗内容は
変われど雰囲気はほとんど変わってないと
感じた。
というよりは、この鶴橋駅を取り巻く
地域は変えられないといったほうがいい
かもしれない。ここを見ていると香港の
重慶マンションを思い出す。
そっくりである。
そういうこともあってか、私は香港取材
での寝泊まりは重慶マンションがお気に
入りだった。
どうもこういう場所と縁があるようだ。
そして御堂筋をはじめとした広い一方通
行大通り。
学生時代は友人たちと制作用撮影によく
行ったもんだ。そして師匠のスタジオは
２つの大通りの中間で、大通りを自転車
で突っ走り、日に何度も現像所へ通った。
今は不要な作業だが、フィルム時代は現
像所との関係が切っても切れなんだ。
そうそう、若かったから、ほんとに薄着
で飛び回っていたな～
最後に学生時代、アルバイトでお世話に
なったリーガロイヤルホテルだが、
今回初めて宿泊した。
ここで１年半、皿洗いをして学費の一部
にあてていた。最も思い出深い場所かも
しれないんやが、リニューアルする資金が
なく、老朽化が激しく、泊っていて快適
とは言い難かった。
万博を控えているというのに、どうにも
出来ないようで外資に渡ったようだ。
寂しいの一言だ。
まっ、40年前後昔の古い話だが、自分の
キャリアがここから始まった。スタイルや
やり方がいろいろと激変してはいるけれど
ここでの経験が今の私を支えてくれている。
私の仕事人生も終盤に差し掛かっている
ので、ここでの経験を生かして、残り少ない
時間を過ごしたいものだ。
2024年もいろいろと困難が待っているので
気を引き締めないとね。