箱根へ家族旅行

　
　
私にとってはじめての箱根旅行である。
家内がこどもたちが社会人になるので、これからは日程調整も
難しかろうと企画した。
昨日２１日（日）は未明の強風が午前中も納まらず予定のロマンスカーが運休。
旅の最初から番狂わせで、この先どうなることやらと危ぶまれた。
１０時にはロマンスカーの運行が再開されたが、予約の便は運休で
空席の便は待ち時間が大きい。仕方なく予定通りに家を出て急行で小田原まで。
小田急線の車窓から見える景色は黄砂の影響で大山なぞ丹沢山系の山々は霞んでいる。
そこから各駅で箱根湯本に行き強羅行きの電車に１本見送って乗り換える。
強風の影響で早雲山の先のロープウェイは運休とのこと。
それでも、３連休とのことで人気の箱根は多くの観光客で電車は通勤電車並の
混雑ぶりである。幸いにも全線座って強羅に１時過ぎに行き着く。
人気のトンカツ屋は待ち客が多く諦めて強羅公園に向かう激坂途中の寿司屋にする。
その後、バスでポーラ美術館と星の王子さまミュージアムを巡る。
再び強羅に戻り宮の下まで。５時前にはホテルに到着する。
２部屋つながりの部屋で広々としていて快適である。
５時４５分に夕食。

食後は部屋で寛ぎ、９時からは「パイレーツ・オビ・カリビアン」（０３年）を見る。
結局最後まで見ていたので就寝は１２時頃。

今朝は６時半頃に起き、７時半からゆったりとした朝食。
食後は館内と外の庭園を散策する。
１０時前にチェックアウトして再び強羅に。そしてケーブルカーとロープウェイを
乗り継いで大涌谷に向かう。荒々しい景観である。


【大涌谷】

噴煙の上がっているあたりが
温泉卵を作っているあたりか。１個食べると７年寿命が伸びるとのことで買い求める。
硫黄の臭いが立ち込めるのを避けて下に降りてから食べる。まぁ、なんていうか
普通のゆで卵なのだが、その気になればおいしいし寿命が伸びるとあれば１個１００円も
リーズナブルな値段と思わせるところが実にうまいビジネスモデルである。

そこから芦ノ湖にくだり今度は芦ノ湖遊覧船の「海賊船」に乗船し元箱根港に。
その途中の船上でようやく富士山が顔を出した。
２時過ぎに元箱根で遅い昼食を蕎麦屋で摂る。
それから箱根湯本までバスに乗る。コースとして旧街道のバスにする。
これは以前小田原-箱根湯本-旧街道-芦ノ湖-箱根峠-熱海峠-伊豆高原へと
サイクリングしたルートの一部で懐かしかったので。

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【七曲り】

内心、この坂を自転車で登ったんだぞと自慢したい気もあったのは否めない。
あとで、どうだ、あの坂すごかったろう？というと、家内は眠っていた。
したのこは、へぇ、すごいねぇ。　まぁ、そんなもんだろう。
経験なんて他人に話しても、その人が同様な経験をしてなければ共感は
得られまい。
所詮は私の自己満足とノスタルジーにつきあってくれた、ということだ。

箱根湯本からのロマンスカーは空席がなく、各駅で小田原に行き、急行で
帰ることにした。今回の旅行は指定列車を利用しないにもかかわらず、また
連休で混雑していたのに座席を確保できた。
６時過ぎに無事帰宅する。