櫻井郁也ダンスブログ Dance and Art by Sakurai Ikuya/CROSS SECTION

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作曲家・エンニオ・モリコーネ氏が亡くなったこと、、、

2020-07-07 | アート・音楽・その他

作曲家のエンニオ・モリコーネ氏が亡くなった。悲報です。

僕がこの人の名を知ったのは、たしか中学生の頃だったと思います。観た映画に強い衝撃を受けて、その音楽が心の中で鳴り続けたのを覚えているのです。

『死刑台のメロディ』という映画でした。

それは暗い夜から始まる映画。闇のなかで恐ろしいくらいに延々とつづく足音、警官、泣き声、銃声。叩かれる人、連行される人、叫ぶ人。いったい何が起きているのか。そこに溜め息が出るような美しいメロディが重なり、震えるような歌声が響き渡る。この作曲家がモリコーネでした。歌はジョーン・バエズ。すごいチームです。

この映画が描くのは、1920年に起きたサッコ&ヴァンゼッティ事件のこと。レッドパージを背景とする悪名高い冤罪事件で、イタリア系移民のアナーキストであるニコラ・サッコとバルトロメオ・ヴァンゼッティが強盗殺人の犯人にでっちあげられ、世界から抗議の声が上がるなか電気椅子で死刑が実行される。偏見、差別、赤狩り、虚しさ、無力さ、怒り、、、。そのドラマの底なしの不条理感や主演男優の圧倒的な演技。それらと音楽の相乗効果がすさまじく、胸にくい込みました。最後の歌は革命歌にも通じるような熱を帯びていますが、つい先日、コロナ禍のなかでバエズは自宅からこの歌を配信しました。それを聴いて久々に感動した余韻がまだ消えていないなか、モリコーネ氏の訃報を知りました。

この作曲家の関わった映画をいくつ観たかわからないです。

ベルトルッチやパゾリーニのものをはじめ、何度観たかわからないほど繰り返し観ている作品もあります。

訃報をきいて、映画の、いいえ、文化のひとつの時代が終わってしまったような気分にさえなってしまいますが、それはたぶんちがう。氏の音楽はずっと響き続け、その響きに感動したタマシイから新たな音楽や文化が生まれてゆくのだと思います。

素晴らしい。この本当に素晴らしい音楽家の、すべての仕事に感謝します。

 

 

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