11/1のワークショップ＆クラスショーイング、無事終了しました。一般参加の方や見学の方も交え、各クラスメンバーが一同に集まって、互いの稽古を見せ合い、最後は一緒に踊りの衝動を体験するワークショップを分かち合いました。
今年は、例年になく公開稽古の時間が長くなり、とても集中力のあるワークを見せ合うことができました。基礎クラス受講者のワークショーイングは、非常におだやかで瞑想的というか、身体に気持ちを集中させている姿がすごいな、と感じました。感じすぎたせいか、僕のインストラクションが長くなってしまい、ご来場の方にもイスでのワークを行ってもらったりしちゃって・・・。後半のワークショップが少し短めになってしまいましたので、次にやる時は、基礎クラスのワーク自体を全員で動いても良いな、と感じました。オイリュトミーの稽古紹介、これは良かった。ケガのため足が動かずともイスやその場の立ち位置を使って出来ることを行ってくれる方、突然のパート変更にもたじろがず淡々と稽古を見せてくれた方、いわゆる「舞台」や「発表会」のスタイルでは見ることができない姿を見せていただき、「上手に踊るための手段だったり、他人より優れたことをやりたいなら、オイリュトミーはやるべきでない」という、シュタイナーの最も重要な視点を改めて思い起こさせてくれる風景が垣間見え、講師である僕自身、心根を見つめ直す気持ちになりました。そしてダンス。まずは、ソロの試み。7名の方は、とても苦労しながら、自分と向かい合ってきたのだと思います。7名全員が一歩を踏んだと思います。熱の素晴らしさ、そして、踏み出すことによって生まれたであろう課題。感動と同時に、ひとりひとりの今後に対する指導の仕方が急にアタマをかけめぐり始めました。当日は褒め言葉も最低限になってしまいましたが、やったからにはここで満足してほしくないとの気持ち。勇気ある行動にこそ、徐々に厳しく向き合っていきたい。とことんついてきてくれる人が出てくるだろうか。そんな気持ち・・・。そしてダンスクラス皆での即興稽古～アンサンブル。簡単に揃えちゃいけない。納得して、ほんとに響き合えるまで、カタチだけのハーモニーはやめておかねば。そんな練習を重ねている、そのひとこま。あいだで、見学者に対して解説するつもりが、僕もカラダが動いてしまいそうになる。クラスの人もあれっ、センセイ動くの？とても変なシークエンスだったかも。一緒に踊っちゃっても良かったかもしれない。要するにダンスクラスには理屈が要らなくなってきている感じです。ダンスはダンスで語り合ってゆく方向にするのもアリかな・・・。
第二部、ワークショップ。先ほど述べたように、もっともっと時間が欲しくなってきました。ゆっくり、ゆっくり、やれるような機会を近いうちにつくらねばなりません。それでも、印象的だったのは、一般参加の方の動き。とにかく正直なんです。ちゃんと、とまどいがあり、おそるおそるから、それをなんとか破ってゆこうという衝動、床に落ちそうな眼を、すっと空間に持ち上げる時の身体の変化。今年は、ただ楽しむというより、少し意識的な動きが見えて、いろんな可能性が感じられました。それだけに、もっと詳しくやりたいという欲望が沸々・・・。あと1～2時間やりたかった。
ともかく、いままでのオープンWSではおさまらなくなってゆく予感。
オイリュトミー入門に絞ったワークショップとか、ダンスの即興会とか、コンタクトインプロジャムもいいかも。なんか、そろそろ、ちょっと新しい構想でも練ろうかと思い始めました。
ここから先は、普段の「舞踏」クラス、そして定期クラスの「オイリュトミー」「ダンス」「基礎オープントレーニング」にあずけてゆこうと思います。
11月。具体的なメソッドと体系的な積み重ね稽古が始まります。前半第1週は、お話や解説も大事にしながら新たな気持ちづくり。来週の僕のソロ公演をへて、第3週より秋冬の練習メニューへ。
落ち着いた少人数稽古となりますので、ワークショップに来れなかった方も、ぜひ見学や体験に来て下さい！
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
【新規クラス参加募集】新たに練習スタート。
クラスの詳細
全く初めての方も参加できるように秋の募集を開始します。
以下の方針で、カラダとココロの重なりを体験しながら、私たち自身について多面的な学びの場を展開したいと思っています。ご興味のある方は、下記クラスサイトをご参照の上、時間や場所などをお問い合わせ下さい。
〔水曜19～21時：オイリュトミークラス〕＝オイリュトミーとシュタイナー独特の世界観についてしっかり解説しながら、最も重要な基礎ワークを再構築します。足のコントロール、胸と喉を解放すること、音や言葉に対する知覚トレーニングと身体解放の原理。理論では、シュタイナー宇宙論、三層化社会論と現代生活のポジティビティなど。舞踊はもちろん、演劇、教育、子育て、家庭育て、などに役立つよう、プログラムしてゆきたいと思います。
〔金曜19～21時：ダンスクラス〕音と深く関わりながら、踊りを生み出す意識や身体感覚の開発について、こだわってみたいと思います。自由な動きをしながら、講師が身体操作やイメージの育て方についてアドヴァイスします。また、ダンスの多面的な発想・美学・芸術学などの解説もします。
〔土曜15～17時：基礎クラス〕身体と生活、身体と宇宙のつながりについて、感じ学び直します。
身体・呼吸のつながり/ひびき、舞踊解剖学の初歩と呼吸法、身体のコアと3つのセンター、ストレッチ＆筋力調整いろいろ。不定期もOK。
〔隔週火曜18：30～20：30：ほびっと村学校・舞踏クラス〕地を踏むこと。血の流れを感じること。生活と踊りをつなげるワークが目標。秋冬は、丹田と腰の強化を中心に、舞踏ワークの典型である「運足」を学びトレーニングします。瞑想・技術・即興を毎回。不定期受講可能のチケットクラスです。BUTOH CLASS by Sakurai Ikuya : Basic works for butoh. technic and improvisational movements. simple Japanese words.
ほびっと村学校「舞踏クラス」次回は11/11（火）18：30～20：30 西荻窪・ほびっと村学校＝予約受付中
毎月2回で年間開講。初心者よりチケットまたは単発のクラス。不定期OK。毎回10名程度まで。11月は11と25です。参加費＝単発3000円、4回券11000円、10回券20000円（見学なし）
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
【櫻井郁也・新作ソロ公演「LAND'S END」】ご予約受付中
公演サイトNEXT BUTOH PERFORMANCE BY SAKURAI IKUYA at planB Tokyo nakano11/14（金）20時 ＆ 15（土）16時・中野planB命の生成を視覚化する、渾身の舞。各ステージ50名様限定。チケット/予約はお早めにお願いします。前売/事前振込＝2200円、予約/当日払い＝2500円、当日券＝2800円（残席のみ先着順）※いづれも日時指定です。
今年は、例年になく公開稽古の時間が長くなり、とても集中力のあるワークを見せ合うことができました。基礎クラス受講者のワークショーイングは、非常におだやかで瞑想的というか、身体に気持ちを集中させている姿がすごいな、と感じました。感じすぎたせいか、僕のインストラクションが長くなってしまい、ご来場の方にもイスでのワークを行ってもらったりしちゃって・・・。後半のワークショップが少し短めになってしまいましたので、次にやる時は、基礎クラスのワーク自体を全員で動いても良いな、と感じました。オイリュトミーの稽古紹介、これは良かった。ケガのため足が動かずともイスやその場の立ち位置を使って出来ることを行ってくれる方、突然のパート変更にもたじろがず淡々と稽古を見せてくれた方、いわゆる「舞台」や「発表会」のスタイルでは見ることができない姿を見せていただき、「上手に踊るための手段だったり、他人より優れたことをやりたいなら、オイリュトミーはやるべきでない」という、シュタイナーの最も重要な視点を改めて思い起こさせてくれる風景が垣間見え、講師である僕自身、心根を見つめ直す気持ちになりました。そしてダンス。まずは、ソロの試み。7名の方は、とても苦労しながら、自分と向かい合ってきたのだと思います。7名全員が一歩を踏んだと思います。熱の素晴らしさ、そして、踏み出すことによって生まれたであろう課題。感動と同時に、ひとりひとりの今後に対する指導の仕方が急にアタマをかけめぐり始めました。当日は褒め言葉も最低限になってしまいましたが、やったからにはここで満足してほしくないとの気持ち。勇気ある行動にこそ、徐々に厳しく向き合っていきたい。とことんついてきてくれる人が出てくるだろうか。そんな気持ち・・・。そしてダンスクラス皆での即興稽古～アンサンブル。簡単に揃えちゃいけない。納得して、ほんとに響き合えるまで、カタチだけのハーモニーはやめておかねば。そんな練習を重ねている、そのひとこま。あいだで、見学者に対して解説するつもりが、僕もカラダが動いてしまいそうになる。クラスの人もあれっ、センセイ動くの？とても変なシークエンスだったかも。一緒に踊っちゃっても良かったかもしれない。要するにダンスクラスには理屈が要らなくなってきている感じです。ダンスはダンスで語り合ってゆく方向にするのもアリかな・・・。
第二部、ワークショップ。先ほど述べたように、もっともっと時間が欲しくなってきました。ゆっくり、ゆっくり、やれるような機会を近いうちにつくらねばなりません。それでも、印象的だったのは、一般参加の方の動き。とにかく正直なんです。ちゃんと、とまどいがあり、おそるおそるから、それをなんとか破ってゆこうという衝動、床に落ちそうな眼を、すっと空間に持ち上げる時の身体の変化。今年は、ただ楽しむというより、少し意識的な動きが見えて、いろんな可能性が感じられました。それだけに、もっと詳しくやりたいという欲望が沸々・・・。あと1～2時間やりたかった。
ともかく、いままでのオープンWSではおさまらなくなってゆく予感。
オイリュトミー入門に絞ったワークショップとか、ダンスの即興会とか、コンタクトインプロジャムもいいかも。なんか、そろそろ、ちょっと新しい構想でも練ろうかと思い始めました。
ここから先は、普段の「舞踏」クラス、そして定期クラスの「オイリュトミー」「ダンス」「基礎オープントレーニング」にあずけてゆこうと思います。
11月。具体的なメソッドと体系的な積み重ね稽古が始まります。前半第1週は、お話や解説も大事にしながら新たな気持ちづくり。来週の僕のソロ公演をへて、第3週より秋冬の練習メニューへ。
落ち着いた少人数稽古となりますので、ワークショップに来れなかった方も、ぜひ見学や体験に来て下さい！
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
【新規クラス参加募集】新たに練習スタート。
クラスの詳細
全く初めての方も参加できるように秋の募集を開始します。
以下の方針で、カラダとココロの重なりを体験しながら、私たち自身について多面的な学びの場を展開したいと思っています。ご興味のある方は、下記クラスサイトをご参照の上、時間や場所などをお問い合わせ下さい。
〔水曜19～21時：オイリュトミークラス〕＝オイリュトミーとシュタイナー独特の世界観についてしっかり解説しながら、最も重要な基礎ワークを再構築します。足のコントロール、胸と喉を解放すること、音や言葉に対する知覚トレーニングと身体解放の原理。理論では、シュタイナー宇宙論、三層化社会論と現代生活のポジティビティなど。舞踊はもちろん、演劇、教育、子育て、家庭育て、などに役立つよう、プログラムしてゆきたいと思います。
〔金曜19～21時：ダンスクラス〕音と深く関わりながら、踊りを生み出す意識や身体感覚の開発について、こだわってみたいと思います。自由な動きをしながら、講師が身体操作やイメージの育て方についてアドヴァイスします。また、ダンスの多面的な発想・美学・芸術学などの解説もします。
〔土曜15～17時：基礎クラス〕身体と生活、身体と宇宙のつながりについて、感じ学び直します。
身体・呼吸のつながり/ひびき、舞踊解剖学の初歩と呼吸法、身体のコアと3つのセンター、ストレッチ＆筋力調整いろいろ。不定期もOK。
〔隔週火曜18：30～20：30：ほびっと村学校・舞踏クラス〕地を踏むこと。血の流れを感じること。生活と踊りをつなげるワークが目標。秋冬は、丹田と腰の強化を中心に、舞踏ワークの典型である「運足」を学びトレーニングします。瞑想・技術・即興を毎回。不定期受講可能のチケットクラスです。BUTOH CLASS by Sakurai Ikuya : Basic works for butoh. technic and improvisational movements. simple Japanese words.
ほびっと村学校「舞踏クラス」次回は11/11（火）18：30～20：30 西荻窪・ほびっと村学校＝予約受付中
毎月2回で年間開講。初心者よりチケットまたは単発のクラス。不定期OK。毎回10名程度まで。11月は11と25です。参加費＝単発3000円、4回券11000円、10回券20000円（見学なし）
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
【櫻井郁也・新作ソロ公演「LAND'S END」】ご予約受付中
公演サイトNEXT BUTOH PERFORMANCE BY SAKURAI IKUYA at planB Tokyo nakano11/14（金）20時 ＆ 15（土）16時・中野planB命の生成を視覚化する、渾身の舞。各ステージ50名様限定。チケット/予約はお早めにお願いします。前売/事前振込＝2200円、予約/当日払い＝2500円、当日券＝2800円（残席のみ先着順）※いづれも日時指定です。
