にんげんの身体には、放っておいても勝手に働いてくれる機能がいっぱいある。
指示なしでも見えないところで勝手に働いているから、そいつらが時折サボっていても本体のにんげんはあまり気付かない。ちょっと廊下に立ってなさいと云いたいくらいにあ、わたしの身体は最近いろいろとサボりすぎだと思う。
1~2年に一度は訪れる先々週の扁桃腺炎はまあよしとするが、それでも、細菌をブロックするはずの扁桃腺がいとも簡単に負けるのはどうかと思う。スカスカのテトラポッドみたいな、見掛け倒しだ。
そして、高熱を出した翌週に出張のために飛行機に乗ったら、頬というか歯というか頭というか、所謂顔面に前代未聞の痛みが発生した。
生まれて初めての体験なので、折角だから記録しておく。いつか誰かの役に立つこともあるかもしれない。
・離陸後20分くらいして飛行機が安定飛行に入るあたりから、片顔面にしびれ。
歯医者で麻酔の注射を打ったあとのようなかんじ。
・しびれがあるまま、頬の裏?上奥歯?のあたりにひどい鈍痛。破裂しそう。
・ここで鎮痛剤を服用(全く効かない)。
・飛行機が徐々に高度を下げ始め(着陸の35分前くらい)た頃から、テキメンに痛みが緩和。
・着陸時には、余韻を残して一切の痛みが消える。
機内で何度もアテンダントを呼び止めるくらい大騒ぎしたのに、着陸後は平気の平左なものだから、「大丈夫ですか?」の気遣いがむしろ申し訳ない。先ほどは確かに気絶しそうなくらい痛かったのだけど。
着陸時に歯が痛くなるという話はよく聞くし、自分も経験があるので今回も歯だと思ったわけですよ。
しかし、歯医者に行ってレントゲンを取ったら歯はどうということもなく、顔の片方だけが白く濁って写っている。これは確実に耳鼻科の範疇。
結果、扁桃炎を引き金に急性の副鼻腔炎が併発され、鼻腔との空気の通り道が酷い炎症で塞がれていたものだから、気圧が下がって副鼻腔の中の空気が膨張し顔面の三叉神経を刺激したということらしい。・・・空気の泡が通れるくらいの僅かな道くらいつくっておけ。
気圧で頭痛がくるのも、関係してるんじゃないの?と思ったが、今回の炎症は急性の軽微なものだからそれとこれとは違う、と。ちぇ。これを機会に頭痛まで治るわけにはいかなそうだ。
来週の飛行機、痛くありませんように。
それで、次はどうしたらえーっちゅうねん、
というところが、また何ともオソロシイけども。
来週の飛行機、痛くありませんように。
対策、何かありましたら教えて下さい。
ご報告まで