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「イラク戦争は国際法違反」という見解

2010年01月14日 13時26分05秒 | 法関係
さすが、国際法の父と呼ばれるグロチウスを生んだオランダだけのことはある。

イラク戦争は国際法違反と結論 オランダ調査委が報告書 - 47NEWS(よんななニュース)

(以下に引用)

イラク戦争は国際法違反と結論 オランダ調査委が報告書

【ブリュッセル共同】2003年の米英主導のイラク戦争を検証していたオランダの独立調査委員会は12日、国連安全保障理事会の決議はイラク侵攻の権限を与えておらず、「戦争は国際法違反」と結論付けた報告書を発表した。オランダ政府は当時、議会の反対を押し切って、イラク侵攻支持を表明しており、今後、議会が責任を追及することになりそうだ。
報告書は、米英が軍事侵攻の根拠の一つとした国連安保理決議1441は「武力攻撃を容認するとは解釈できない」と断定。調査委の委員長は記者会見で「侵攻は合法性を欠く」と強調し、オランダ政府は米英との同盟関係を重視し、侵攻の違法性に目をつぶったと批判した。報告書はまた、政府内で、一部閣僚が情報機関の情報を選択的に利用したと批判。政策決定は当時のデホープスヘッフェル外相が主導し、バルケネンデ首相は排除されていたとも指摘した。

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こちらは、朝日新聞。

asahicom(朝日新聞社):「イラク戦争は国際法違反」オランダ政府調査委が報告 - 国際

(以下に一部引用)

【ブリュッセル=井田香奈子】オランダ政府の独立調査委員会は12日、米、英の主導で03年3月に始まったイラク戦争が、国際法違反だったとする報告書を公表した。米英が攻撃の根拠とした国連決議について「さらなる決議なしに、個別の国々のイラクへの侵攻を認めるものではなかった」とし、攻撃を支持したオランダ政府も決議の解釈を誤っていたとしている。オランダがイラク攻撃を支持した際、政府内でも適法性に疑問が出ていたことが議会などで問題になり、バルケネンデ首相が昨年、元最高裁長官を座長とする委員会に調査を委嘱していた。報告書によると、オランダ政府は02年9月に攻撃支持の立場を決定したが、調査委は本来のオランダの政策や国内世論には沿っていなかったと判断。政府が、イラクの大量破壊兵器をめぐる情報機関の一部の情報に追従していたと指摘した。

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配信のあったのは、共同、時事、朝日。
なるほど。そうですか。


それにしても、やはり欧州というのは日本なんかとは違う。

それは「知の厚み」というようなことである。ドイツに続いて、オランダでもこうした法的見解が出されるというのは、旧大陸の育んできた価値観というものを感じる。そこには、尊敬、敬意の念が自然(じねん)にわきあがる。

日本の法律家は、真剣に自省すべきではないか。


上記記事の表現を借りれば、

「米英との同盟関係を重視し、侵攻の違法性に目をつぶった」
「情報機関の情報を選択的に利用」
「情報機関の一部の情報に追従」

だそうですよ。


日本ではどうですか?


参考記事:
自衛隊のインド洋派遣に関する考察

傍論、傍論って暴論ゆうな!

続・日本の外務省とマスコミは日米関係を破壊するつもりなのか





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