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オール人力狙撃システム試作機

続・日本の電力会社は原発を稼働させる能力に欠ける

2015年12月27日 15時15分14秒 | おかしいぞ
今年5月頃、福島原発事故の疑問点を書いた。高浜原発の裁判で参考になることがあれば、是非役立ててもらえればと思う。

このシリーズ8では、浸水から推測される流入量について、書いている。
タービン建屋地下に90センチくらいまで水が溜まるには、床面積×0.9m分の体積の水が必要なのだ。面積が不明だから何とも言えないが、仮に2500㎡だとざっと2250㎥となり2250トンもの水の流入があったということになるわけだ。本当か?
津波が来て、引いてゆく時間がどの程度か分からないが、水没時間が何十分も続くとは思えない。そんなに内陸側まで津波が到達したとも思えないので。例えば10分間で2000tを超える流入量があった場合、毎分200tもの流入ということになる。
関電の計算結果はどうかな?
これを関電に答えさせるんだ。



福島原発事故を巡る東電の大罪 (シリーズ)

1>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/7f5fc419a026c75825f47e95c8105b79
2>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/2508aec1e0bba5fc3c68253e56b44886
3>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/d8cc072a77fccd61cde1b25f927998cf
4>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/3de01f221fc6a99c1797f0a2391bfba8
5>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/a5b906b58c2493bec4fc834405632255
6>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/8e6bb8b445e5c227fd00e12091182e31
7>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/ba4630c04acc97b09cdc9b8920f8ccbe
8>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/d54d2f1f27bfbefe36a48dc322615ca4
9>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/1500a350f073c954433e846ca44ca077
10>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/8dbda01b7ca7798af3cdfb88bdf2a5ad
11>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/ca6e65701b292447ca588463b2ac9094
12>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/0e58da8584ccd1aeb83325be9c332523


東電は未だに誰も何の責任もとってない。隠蔽したことも罪に問われていないんだ。虚偽報告も罪に問われていないんだぞ。
例えば、1号機の再循環ポンプAとB、この構造を知っている人間が誰かいれば、IC戻り水がB系にのみ接続されていることを検証グループに教えてあげることができ、温度グラフが両方下がっていることの矛盾点を追及できるはずが、誰も言わないからそのまんまで通用してしまっているんだ。


マンションの杭打ちのデータ偽装云々以上に、東電のデータ捏造の方がずっとずっと悪質かつ与える被害も甚大なんだ。それなのに、誰も関心を払わず、追及することもできず、責任も問われないのだぞ。



6/8>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/76a1ce64971ad9268e0e5075da71ac4e

(一部再掲)

誰からも、異議の一つすら出されない、ということは、全部の原発事業者が東電と全く同じだ、ということだ。
そんな低劣な連中には、原発を任せることなどできないと言っているのだよ。

例えば、1号機のICに関する疑問点というのがあった。
全国共通の設備ではないから、大勢が知っているということではないかもしれない。けれども、誰か「精通している人間」が少しは存在していてもおかしくないのではないか?
設備担当の企業とかだって、あるわけだろう?

「IC配管のリークを疑った」「弁の開閉操作を行った、建屋外からの蒸気を見た」
こういった証言が出た時、事情を知る人間ならば、疑問に思って当然なのではないのか?
dPIS(IC配管破断検出器)が存在することを知っているなら、「どうして見なかったのですか?確認しましたか?」ということが一発で思い浮かぶわけだろう?
差圧検出用取出配管があることや、弁開度計やIC水位計が付いていることも、知っていたわけだろう?
弁が開いているかどうか、冷却で水量が減っているかどうか、確認手段があることを知っていたはずだろう?
凝集水戻り配管があって、熱湯が流れていることも当然知ってるだろう?

こんなことは、分かる人間にとっては、初歩的な話であって、「ICが機能しているかどうか」を確かめる方法があるということを、普通に指摘できるであろうに。しかし、これを言った人間がいたか?


報道ベースでも存在しないし、事故調査報告(東電、政府、国会、民間)いずれでもなかったし、学会報告なんかでも確認ができない。
要するに、操作や対処法などの評価が全くできない業界(連中)である、ということだ。
実施した行為が正当だったかどうか、が、専門知識のある原発事業者たちの目から見てでさえ、評価できないということ。


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当方のような部外者で専門外のド素人が、資料を探し、読んでみて、自分なりに理解したり解釈したりしなけりゃ、判明しないというのはおかしいだろう。知ってる人が誰も事故調に教えないというのは、どういうことだ?

当方がブログ如きに書く以前に、ICにはdPISや弁開度計やIC水位計がついていることなど、簡単に指摘できるだろう?
何の為の専門家なんだ。

で、こういうブログ記事を書いたら書いたで、原子力安全・保安院とか原子力安全委員会等の旧HPを全削除して読めなくされたりするんだぞ?
これが正常な社会か?


死んだフリをしてた原子力ムラは、復活を遂げて、勢力回復を果たし、再稼働を次々とやってきてるんだぞ。
マスコミ支配がこれを手助けしたも同然なんだぞ。事実を伝える場所など、どこにもないんだ。権力を批判できる人々は、大手マスコミには存在できなくなってしまったんだ。

反抗勢力は、醜聞や不祥事で、マスコミを動員してぶっ潰すことができるって寸法だしな。いうことを聞いていれば、ウマい汁を吸わせてやるぜ、逆らえば…分かってるな、という、漫画みたいなベタな手口を使われて、まともな人々は屈服させられ排除されてしまった。


危機的状況は、社会のありとあらゆる場所に及んでいるのである。
ここで戦わずして、いつ戦うというのだ?



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