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読売テレビの「山川友基記者に聞く」という動画が削除されてた(笑)

2010年11月11日 13時21分36秒 | 社会全般
昨日の続きなんですけれど、どうも引っ掛かるんですよ。
えっ?何がって?

航海士が自ら名乗り出た、ってことをですよ。
普通の人間の感覚からすると、何となく納得がいかないかな、と。


で、今朝の読売新聞には、こんな見出しの記事が躍っていました。
(ネット上には見つけられなかったので、リンク先なしです)

「sengoku38です」自ら連絡

…記者の説明によると、先週末にビデオ映像流出が発覚した後、「sengoku38」と名乗って連絡があり、指定された神戸市内で面会し、約2時間取材したという。



これを見た人は、どう感じるかな、ってことなんですよ。
犯人とされる航海士は、記者に「自分がsengoku38だ」みたいに、電話をかけたかのように受け取りますよね?
タイトルだって、『自ら連絡』とついてるわけですから、まるで自分の方から「オレだよ、オレ」とオレオレ詐欺よろしく電話して記者に接触を図ってきたかのようでしょう?


これこそが、疑問なんですよね。
だって、自分がビデオを持っているとすると、記者に犯行を名乗り出るくらいなら、最初から「尖閣ビデオ」を記者に渡せばよかったんじゃないですかね、と思いませんか?
自己顕示欲が強力で、自分が英雄的行為を実行したということを自慢したい、というような傾向を持つ可能性はあるのかもしれませんが、だとすると、マスコミに「取材源の秘匿」を依頼ないし厳命して自分の行為であることを公表しないようにさせることになっていたのが疑問に思えるわけだ。だったら、もっと手っ取り早く、ネット上で「オレがsengoku38だ」とか言って、掲示板なんかに降臨すると良かったんじゃないですかね。目的や気持ちや意見なんかを自由に発言できるわけだし、漫画喫茶水準の匿名性でいいと考えていたのであれば、sengoku38を名乗って掲示板に書き込んだ方が、犯人の立場からすると妥当なような気がするわけだ。もしもやっていれば、ネット上では、相当の賞賛を浴びることになったでしょうな。


だが、そこまで自分をアピールしたいとは考えていなかった、ということでしょう?
マスコミにも秘密を守ってくれ、ということで、きつくお願いしていたはずでしょう?

なのに、自分から名乗り出る、という、その行動は矛盾しませんかね?




それと、山川友基記者は大スクープをゲットした、ということかもしれませんが、彼の説明は、このようなものではなかったはずです。
動画が消えているので確認はできませんが、昨日テレビニュースで流れているのを偶然聞いていたのですよ、私も。
山川記者は「sengoku38」と名乗る人物が直接連絡を取ってきた、とは言わなかったんですよ。どう説明したかというと、「さる筋」からの情報提供、ということでした。

これはどういうことか判りますか?
犯人である「sengoku38」の航海士以外に、彼の犯行であるかそのネームを持つ人物が誰なのかを「知っている人間」が、別に存在していた、ということなんですよ。それが「さる筋」ということだ。なので、「さる筋」から情報を聞いた山川記者が、「sengoku38」の航海士に接触を図った、というのが元々の説明だったはずなのです。従って、航海士が何のきっかけもなしに、自分からテレビ局に電話してきて、「オレだよ、おれ」とか言い出したのとは違う、ということです。

なので、航海士は事前に自分が「sengoku38」と同一人物である、ということを、誰かに教えたとか口外したとか掲示板に書いたとか、何らかの痕跡があるはず、ということです。そのことを聞いたか知った人物が、山川記者に直接「sengoku38という男を知っている」というふうに情報を提供した、ということでしょう。

仲介者がどこかにいるはずですよね、という話なんですよ。


ところが、問題の動画は削除され、今朝の読売新聞記事では、まるで航海士本人が自発的に連絡してきたかのような記事になっている、というのは、どうも解せないんですよ。


それから、防犯カメラ映像ですけれども、読売記事では、こうなっていた。

防犯カメラに航海士、投稿の日に受付に姿 (読売新聞) - Yahoo!ニュース

 尖閣諸島沖の中国漁船衝突を巡る映像流出事件で、動画サイトに映像が流出した今月4日、映像が投稿された神戸市中央区の漫画喫茶の防犯カメラに、神戸海上保安部(神戸市)所属の巡視艇「うらなみ」主任航海士の男性海上保安官(43)が映っていたことがわかった。
 (中略)
 警視庁が漫画喫茶から押収した防犯カメラのビデオを解析した結果、映像が投稿された4日の午後8時頃に、主任航海士が店の受付にいる場面が映っていたことが確認された。この日、主任航海士は公休日だったという。



これを読む限り、ああ、犯人はばっちり映っていたんだな、という印象を受けるでしょう?
犯人確定かな、と。

だけど、警察ではそうは断定してないんですよ。
海保職員、核心部分あいまいな供述 裏付け難航  (産経新聞) - Yahoo!ニュース

映像が不鮮明の為に、犯人特定にまでは至らない、ということなんですね。
なのに、何故か読売新聞記事では、あたかも確定したかのような記事になっているわけですよ。

どこかおかしいですよね?



「さる筋」とは、一体、どの筋なのか?
どうして、犯人から直接連絡、ということに変更せざるを得なくなったのか?(笑)
で、矛盾する動画(山川記者の説明シーン)は消される、と。

防犯カメラ映像では、航海士を特定できてないのに、何故か「カメラに航海士」という断定。
果たして、航海士の持つメモリが一致しているかな?

それとも、海に捨てた、とか、供述を作るつもりなのかな?(笑)



ま、庶民の知らぬところで暗闘が続いているのかもしれませんね。
私には、どことどこが情報源を巡る争いを演じているのか、全く判りませんから。



※※追記ですが(18時すぎ):


これまでのテレビ報道なんかだと、まず、「参考人の顔出し」でしょうよ。
財務省官僚集団強姦事件ね、あれは、逮捕前映像だったし、バッチリ顔出しでしたよ?
参考人として同行、ってことで、その後警察での逮捕となったわけですよ。

なのに、今回はぼかしてあるんですよね。
それから、よくあるコンビニ強盗とかで、防犯カメラの映像なんかが起訴前に報道されますよね?
エレベーターとか、コンビニとか、そういうカメラ映像は、テレビで何度となく報じられてきましたよね?

だか、何故か「今回に限って」は、一切映像が出されていないのだな。
ただ口で(或いは文で)、「航海士が映っていた」って言うだけ。

カメラ映像があるなら、取材でいつものように報道すればいいんじゃないの?(笑)
だけど、そういうことをやると、ヘタを踏むヤツラが登場してくるから、怖くて報道できないんでしたか。


まあ、そっちにはそっちの事情というものがあるんだろうけど、ナンだな、と。
ああ、マスコミは改心して、犯罪報道について心を入れ替えてみたのかな?
報道被害に配慮しましょう、ってか?(笑)
今回限り、かもしれんけど。
ああ、検察の証拠捏造事件でもそうでしたか。

使い分けって、いいよね。




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