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イスラエルは「怒りの葡萄作戦」類似の報復攻撃が得意

2018年05月10日 18時14分33秒 | 外交問題
イスラエルが「ロケット弾攻撃を受けた」という被害を訴え、これを口実として報復空爆をした、という「いつもの手」を公表したようだ。


>http://www.bbc.com/japanese/44063836


イスラエルは、過去にも同じ手を用いているので、狼少年と似ているかも。


96年の「怒りの葡萄作戦」は、拙ブログと名前がカブってるが、国連軍や民間人を攻撃して大勢を殺害した事件である。

>http://seesaawiki.jp/w/moshejp/d/%A1%DA%C5%DC%A4%EA%A4%CE%C9%F2%C6%BA%BA%EE%C0%EF%A1%DB

1995年、イスラエルとヒズボラの緊張感が高まる。ヒズボラは、1993年の停戦を破り、何度もイスラエル北部の町に向けカチューシャを発射。米国務長官やフランス首相の訪問も無益に終わる。1996年4月9日、大多数のカチューシャ発射があり、シモン・ペレス首相(当時)は軍事作戦展開を決定する。

11日、イスラエル軍はベッカー高原とベイルートを攻撃。レバノン南部の住民はベイルートに、イスラエル北部の住民はイスラエル中央部に避難する。イスラエル空軍と砲撃隊は数百のヒズボラ関係の場所を攻撃。海軍はレバノンを海上封鎖する。その間、ヒズボラはカチューシャを打ち続ける。

15日、国連安全保障理事会はイスラエルの立場を理解。停戦を呼びかけレバノン政府も応じるが、ヒズボラは拒否。イスラエルはカチューシャ攻撃停止は停戦の最低条件とする。

18日、イスラエル軍はカチューシャが飛んできた方向に応戦。しかし、打った先は難民の避難所で国連軍がいた。攻撃で、市民100人死亡、102人が負傷。国連軍兵士4人も死亡する。同日、母娘を11人が空軍の爆撃で死亡。イスラエルは誤爆を認め、追悼の意を表すが、国際世論はイスラエルを避難し、停戦を呼びかけた。

25日、安全保障理事会はイスラエルを避難。イスラエルは攻撃をもう2日続け、27日シリアと合意する。

作戦の間、イスラエル側には777発のロケット弾が着弾。市民24人と兵士31人が負傷。レバノン側では、ヒズボラ戦闘員22人が死亡、58人が負傷。また、市民178人が死亡、470人が負傷した。


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イスラエルがこうした事件を不名誉と思っているわけではないだろう。それよりも、「もっと多く殺害する」この方がずっと重要だと考えているのである。だからこそ、過剰な報復手段を平然と用いることができるのだ。

今では、「イスラエル軍の被害によって死んだ人々」に対し、世界中が追悼することなどなくなってしまったんだよ。
フランスで数人死んだら、世界中が嘆き悲しんだというのに、シリアやレバノンやガザで何百人、何万人と死んだって、多くの人々が痛みを感じないような世界になってしまったんだ。


ガザへの不法な侵攻作戦も、やはり同様の手口が使われた。被害者を装うというのは、アベと瓜二つなのだ。


09年1月 ガザ攻撃はイスラエルの民族殲滅作戦
>https://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/95e77eb4a16fe2539096c8efb67c008c

(再掲)

イスラエルにとってみれば、「ハマスがロケット弾で攻撃してきた」という大義名分を手に入れることができ、これを口実にガザ侵攻を正当化できる、ということになるのである。

「ハマス側の攻撃」というイスラエルの理屈は、用意されたシナリオの一部に過ぎないだろう。
実際にハマスの人間が発射しているのを見た者はいないし、300発もの迫撃弾なんかが着弾して爆発しているのを見た者もほぼいないだろう。イスラエル側の被害が甚大であった、というようなイメージは、単なる与えられた印象に過ぎない。逃げ惑う人々とか、警報に驚く母親とか、そういった映像は、ハマスのロケット弾攻撃等がまるでカチューシャの如く降り注いでくる激烈なものである、ということを教えてくれたりはしないのである。


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イスラエルが発表したことは、本当なのか誰にも確認できやしないので、いくらでも事件を生み出せるのだ。

「ロケット弾攻撃を受けた」ことを口実にする手口は、割とよくあるということである。他にも類似の事件はあった。


14年7月 

>https://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/4f3ad96483cf6de75b8446a915a1f08a


証拠画像のヤラセを仕込み
 ↓
カチューシャ攻撃を実行してワザと撮影させる
 ↓ 
証拠の衛星画像あったよ
(今ココ)


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米国が、ウクライナ軍と親露派軍との交戦に関して、ロシア側への「マイナスの評判」を宣伝戦により工作したものだろう。

ウクライナ軍に向けて(ロシア軍の支援を受けた、実質的にロシア軍同等の)親露派勢力がロケット弾攻撃をした、ということで、ロシアと親露派を悪者にするべく情報戦をやったわけだ。


こうした手口は、米国やイスラエルの「お得意中の得意」の戦法であり、プロパガンダ戦ではまず勝てないわけである。高度な、組織化された専門の連中が実行しているわけだから。


騙されないようにするのは、非常に難しいのである。
過去の事件を参考にしてみるよりないのかもしれない。




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