雨の日にはJAZZを聴きながら

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the omer avital group 『 asking no permission 』

2006年02月09日 21時01分33秒 | JAZZ
今日,4月からの人事がほぼ決定しました。僕は都内某大学附属病院の医局員で,今は都内の民間病院に出向という形で勤めているのですが,4月からは千葉県の病院に異動になりそうです。現在の病院は救急もなくかなり時間の余裕がある病院なので,こうしてブログ書きもできるのですが,4月からの病院は救急もガンガンやる総合病院で,毎日帰宅するのが10時過ぎになってしまうような第一線の病院です。数年前に4年間務めていたので内情はよく知っているので働きやすいことは働きやすいのですが,そうなると今のようにブログなど書いている暇がないんじゃないかと今から心配です。恐らく週末ブロガーになってしまうでしょう。トホホです。しかも今年末には専門医関係の試験もあり,ますます忙しくなりそうで,今から戦々恐々としています。でも,毎日とはいかないまでも,暇を見つけてはブログを更新していくつもりですので,どうかよろしくお願いいたします。

さて,ジャズのお話に戻りますが,昨日,仕事帰りに例のごとく御茶ノ水DUに寄って数枚仕入れてきましたが,その中からの1枚。OAMのベーシスト,オマール・アヴィタルのリーダー・アルバム『 asking no permission 』を取り上げてみたいと思います。メンバーはアヴィタルのベースに,アリ・ジャクソンのドラム。そしてフロントはマーク・ターナー,グレゴリー・ターディー,マイロン・ウォルデン,チャールス・オーエンズの4管という豪華顔ぶれです。ジャケットのクレジットを見て即買いしてきたCDです。このアルバム,新譜かと思って買ったのですが,実は1996年のライブ録音なんですね。NYCのダウンタウンにあるライブハウス,Small’s でのライブです。このSmall’sは20ドルほどで有能な若手売り出し中のミュージシャンが深夜遅くなで聴けるライブハウスとして人気がありますが,当時としてはまだみんなメジャーデビュー前の新人で,熱気が感じられるすごくダークでスピリチュアルな演奏です。マーク・ターナーなども,先日ご紹介したワーナーからのアルバム群に比べて,かなりワイルドにブローしています。まるで別人です。アルティストのマイロン・ウォルデンは「アルトを持ったコルトレーン」と僕は勝手に評価しているのですが,今,手元のある彼のデビュー・アルバム『 Hypnosis 』のライナーを見たら,同年に『 Hypnosis 』のデビュー作を祝ったライブを同じSmall’sで開いているんですね。ニグロ臭ぷんぷんで,ファズトーンで歪んだフレーズで叫びまくりです。楽曲は1曲以外全部アヴィタルのオリジナルで,何処となくユーモラスな,ちょっとミンガス・バンドみたいな曲が多いです。録音もまあまあで,何しろ小さな箱の最前列で観ているような臨場感があり,歓声,拍手も怖いほど生々しく,特にアリのドラミングなどリアリティーが強烈でgoodです。1990年代には,NYCのいたるところで何か新しいジャズをやろうと暗中模索しているこのような若きミュージシャンが夜な夜なライブを繰り広げていたのでしょうね。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
異動ですか (nary)
2006-02-09 23:15:59
お医者さんもなにかと大変なんですね。

頑張ってください。
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naryさん,こんばんわ。 (クリス)
2006-02-10 21:41:59
なんか,だんだん忙しくなってきちゃいました。



毎日ブログ更新などできないです。

とりあえず隔日で更新。ブログ書かない日は仕事します。



今日も今帰ってきたので,リニー・ロスネスの旧譜の記事書き出したのですが,明日も6時起きで仕事なので,今日はもう寝ます。



では,また。
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頑張って下さい (バブ)
2006-02-10 22:51:44
毎日の更新が、難しくなりそうですね。

いろいろ参考になる記事が多いので、楽しみに拝見しておりますが、

仕事とあればしょうがない。

とりあえず、4月までは頑張って更新して下さい。(笑)

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バブさん,こんばんわ。 (クリス)
2006-02-11 20:54:24
いやー,バブさんの記事も凄いですね。

よくネタ切れしないものだと感心しております。



僕も仕事に支障をきたさない程度に細く長く続けていくつもりです。各自のペースというものがありますからね。無理すると短命で終わってしまいますので,無理せず,ネタがないときは書かない。仕事が忙しいときは書かない。をモットーにこれからも続けますので,どうかよろしくお願いいたします。
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