「え!?・・・縦走するの?」
いきなり山の管理人さんにこう言われてしまいました。
しかし先輩方の縦走するという決意は、これっぽちも揺るいでいない様子で・・・
昨日の夜、突然先輩から飲みに行こうと誘われ、ホイホイとついて行ったんですよ。
その酒の席で突然、
「ひかる、明日山登りに行かない?」
と誘われました。
でも疲れることが嫌いな私は即答で「いいえ。山は行きません」
と答えました。
しかし・・・
「今の時期紅葉が綺麗なんだよな~」
「山頂に達したの時の達成感は、すごいよ」
「ひかるが来てくれたら明日晴れる気がするな~」
などとそれはもう熱心に誘ってくるのです。最近の研修医は暇なのでしょうか?
「でもおれ登山道具とか持ってないですし・・・」
となんとかお断りしようとしたら、向かいの後輩が
「あ、おれ貸しますよ」
と余計なことを。
結局後輩にもなぜか熱心に勧められ、行くことになってしまいました。
「じゃあ明日朝早く迎えに行くから」
と言われ、今日の朝4時に起きました。
朝が絶望的に弱い私にとってはそれだけで山を征服したくらいの快挙です。
しかし待てども待てども先輩は来ません。
結局6時半くらいに颯爽と現れたO先輩。
新車で登場です。カッコエエ・・・(゜д゜)
途中I先輩を加え、三人で銀泉台までやってきました。
そこで初めて今日は「縦走」しようと言われました。
縦走ってのは山々の稜線を伝い山から山へ歩いていくそんな山行スタイルのことです。要するにいくつもの山頂を一日で制覇しちゃおうという欲の皮が張った歩き方です。
考えただけでめっちゃ疲れそうなんですが・・・(;´Д`)
最後に山に登ったのはおそらく小5の移動教室の私に、いきなりそんな苦行をさせるなんて・・・なんていい先輩たちなんでしょう!
まったくもう・・・ほら、山の管理人さんにも驚かれてる。
まあ先輩たちの無茶っぷりはよく知っているんで、ここはおとなしくついていくしかないですね。ここまできた以上、腹をくくって登るしかありません。
ん・・?何だろうこのプリント?
なになに・・・「銀泉台から赤岳登山をされる方へ」・・・
「大雪山国国立公園は、北海道の中でもヒグマの生息が多く、銀泉台から赤岳の登山コースには、常にヒグマが行動していると考えてください。あなたは、今、ヒグマの生息する地域に足を踏み入れました。・・・略」
・・・・・・・・・・・・・・(ノ∀`)アチャー
くまさんに出会ったら、先輩たちを差し出して逃げることにしましょう。
そんな感じで登り始めました。
天気は相当にいいかんじで、先輩方も大喜び。
・・・・・しかし・・・
ちょ・・・先輩・・・ペース速すぎ!!
周りの登山客をガンガン抜いていく先輩方に私は付いていくのがやっと・・・
早くも息切れする私・・・
うわ・・・山登りって想像以上にきつ・・・
おかげでこんな綺麗な景色も写真を撮るだけで精一杯になってしまい、ゆっくり眺めることもできませんでした。
そのうち眩暈やら吐き気までしてくる始末。実習の疲れがこんなところまで影響してくるとは・・・
とにかくきつかった・・・
しかし、休んでいると強風により一気に体温を奪われてしまうのでおちおち立ち止まることもままならない状況。はやく帰りたい気持ちでいっぱいになりました。
景色はホント最高だったのにな~
・・・・・で、まあなんとか気力で登っていくと雪が・・・!!
今年の初雪ですね。まあ疲れていたんで大した感慨もわきませんでしたが。
そしていよいよ赤岳山頂到着。
これはさすがに嬉しかったですね。登ったかいがあったというものです。一つの山を制した充実感で疲れもやや吹き飛びましたよ。
でもね。
ビュオオオォォウウウゥゥゥッッ!!
山頂はさらに強い風が吹き荒れていて、とても長時間とどまっていることはできませんでした。
「山頂では一時間くらい休憩しよう」
と登る前には言ってたのに、20分ほどで「じゃあそろそろ行くか」と言われてしまいました。
「先輩、風も強くて寒すぎるし、ホントに縦走するんですか?」なんて下山の期待を込めて問いかけてみても、
「うん。行くよ」
とあっさり返され・・・
「はい・・・」と答えるしかありませんでした。
さあ冷たい風の中、果てしない旅が始まります。
やたらと石が多くて、歩きにくくて仕方ありません。
あんまり歩きにくいもんだから、ちょいとわき道にそれて石の少ないところを歩いていたら、
「登山道から外れるな!」
と、すれ違った登山マニアみたいな人から怒られ・・・
・・・・と肉体的にも精神的にも辛い道のりでした。
そしてようやく3つめの山頂、緑岳山頂に到着。
でも寒すぎるんで休憩もそこそこに出発。
でももうこれからは下るだけだから楽勝!
・・・・と思いきや・・・
なんか岩だらけの斜面を降りなきゃいけないんですよ。しかも相当長い距離を。
はっきり言ってこんな山道はバーバリーシープとかに下らせればいいと思います。
バーバリーシープ
岩地帯が終わった時には踏ん張りすぎて膝がガクガクでした。
しかしこれを登る人もいるんだよなぁ・・・
ちょっと私には無理だと思いました。(後で聞いたら山の管理人さんも緑岳から登るのはお勧めできないと言ってました)
高度が下がるにつれて、ようやく植物の丈も伸びてきました。
しばらく進むとこんなカンジ。
ここまで来ると大分楽です。
道が平坦ですからね。でも昨日の雨でぬかるんでいるところも多くて、結構滑ったりしました。
山頂の方を振り返るともうあんなに遠くに・・・
自分が走破してきた成果が道のりとして目に映るのがいいですね。
あとこれはチングルマとかいう卑猥な名前の花です。
名前のわりにかわいい花ですね。
あと紅葉も綺麗でしたよ。
で、4時間以上の行程を経てようやく到着。
長かった・・・
その後、層雲峡温泉でゆっくり汗を流した後、焼肉を奢ってもらいました。
3人ともとてもぐったりとした面持ちで、会話もあまり弾まず早めに解散となりました。先輩方は明日医局の野球大会だそうです。
結果的に楽しかったな~とは思いますが、次は暖かくなるまで行きたいとは思いません。
明日はきっとすごい筋肉痛になるんだろうな~とか考えながら寝ることにします。
いきなり山の管理人さんにこう言われてしまいました。
しかし先輩方の縦走するという決意は、これっぽちも揺るいでいない様子で・・・
昨日の夜、突然先輩から飲みに行こうと誘われ、ホイホイとついて行ったんですよ。
その酒の席で突然、
「ひかる、明日山登りに行かない?」
と誘われました。
でも疲れることが嫌いな私は即答で「いいえ。山は行きません」
と答えました。
しかし・・・
「今の時期紅葉が綺麗なんだよな~」
「山頂に達したの時の達成感は、すごいよ」
「ひかるが来てくれたら明日晴れる気がするな~」
などとそれはもう熱心に誘ってくるのです。最近の研修医は暇なのでしょうか?
「でもおれ登山道具とか持ってないですし・・・」
となんとかお断りしようとしたら、向かいの後輩が
「あ、おれ貸しますよ」
と余計なことを。
結局後輩にもなぜか熱心に勧められ、行くことになってしまいました。
「じゃあ明日朝早く迎えに行くから」
と言われ、今日の朝4時に起きました。
朝が絶望的に弱い私にとってはそれだけで山を征服したくらいの快挙です。
しかし待てども待てども先輩は来ません。
結局6時半くらいに颯爽と現れたO先輩。
新車で登場です。カッコエエ・・・(゜д゜)
途中I先輩を加え、三人で銀泉台までやってきました。
そこで初めて今日は「縦走」しようと言われました。
縦走ってのは山々の稜線を伝い山から山へ歩いていくそんな山行スタイルのことです。要するにいくつもの山頂を一日で制覇しちゃおうという欲の皮が張った歩き方です。
考えただけでめっちゃ疲れそうなんですが・・・(;´Д`)
最後に山に登ったのはおそらく小5の移動教室の私に、いきなりそんな苦行をさせるなんて・・・なんていい先輩たちなんでしょう!
まったくもう・・・ほら、山の管理人さんにも驚かれてる。
まあ先輩たちの無茶っぷりはよく知っているんで、ここはおとなしくついていくしかないですね。ここまできた以上、腹をくくって登るしかありません。
ん・・?何だろうこのプリント?
なになに・・・「銀泉台から赤岳登山をされる方へ」・・・
「大雪山国国立公園は、北海道の中でもヒグマの生息が多く、銀泉台から赤岳の登山コースには、常にヒグマが行動していると考えてください。あなたは、今、ヒグマの生息する地域に足を踏み入れました。・・・略」
・・・・・・・・・・・・・・(ノ∀`)アチャー
くまさんに出会ったら、先輩たちを差し出して逃げることにしましょう。
そんな感じで登り始めました。
天気は相当にいいかんじで、先輩方も大喜び。
・・・・・しかし・・・
ちょ・・・先輩・・・ペース速すぎ!!
周りの登山客をガンガン抜いていく先輩方に私は付いていくのがやっと・・・
早くも息切れする私・・・
うわ・・・山登りって想像以上にきつ・・・
おかげでこんな綺麗な景色も写真を撮るだけで精一杯になってしまい、ゆっくり眺めることもできませんでした。
そのうち眩暈やら吐き気までしてくる始末。実習の疲れがこんなところまで影響してくるとは・・・
とにかくきつかった・・・
しかし、休んでいると強風により一気に体温を奪われてしまうのでおちおち立ち止まることもままならない状況。はやく帰りたい気持ちでいっぱいになりました。
景色はホント最高だったのにな~
・・・・・で、まあなんとか気力で登っていくと雪が・・・!!
今年の初雪ですね。まあ疲れていたんで大した感慨もわきませんでしたが。
そしていよいよ赤岳山頂到着。
これはさすがに嬉しかったですね。登ったかいがあったというものです。一つの山を制した充実感で疲れもやや吹き飛びましたよ。
でもね。
ビュオオオォォウウウゥゥゥッッ!!
山頂はさらに強い風が吹き荒れていて、とても長時間とどまっていることはできませんでした。
「山頂では一時間くらい休憩しよう」
と登る前には言ってたのに、20分ほどで「じゃあそろそろ行くか」と言われてしまいました。
「先輩、風も強くて寒すぎるし、ホントに縦走するんですか?」なんて下山の期待を込めて問いかけてみても、
「うん。行くよ」
とあっさり返され・・・
「はい・・・」と答えるしかありませんでした。
さあ冷たい風の中、果てしない旅が始まります。
やたらと石が多くて、歩きにくくて仕方ありません。
あんまり歩きにくいもんだから、ちょいとわき道にそれて石の少ないところを歩いていたら、
「登山道から外れるな!」
と、すれ違った登山マニアみたいな人から怒られ・・・
・・・・と肉体的にも精神的にも辛い道のりでした。
そしてようやく3つめの山頂、緑岳山頂に到着。
でも寒すぎるんで休憩もそこそこに出発。
でももうこれからは下るだけだから楽勝!
・・・・と思いきや・・・
なんか岩だらけの斜面を降りなきゃいけないんですよ。しかも相当長い距離を。
はっきり言ってこんな山道はバーバリーシープとかに下らせればいいと思います。
バーバリーシープ
岩地帯が終わった時には踏ん張りすぎて膝がガクガクでした。
しかしこれを登る人もいるんだよなぁ・・・
ちょっと私には無理だと思いました。(後で聞いたら山の管理人さんも緑岳から登るのはお勧めできないと言ってました)
高度が下がるにつれて、ようやく植物の丈も伸びてきました。
しばらく進むとこんなカンジ。
ここまで来ると大分楽です。
道が平坦ですからね。でも昨日の雨でぬかるんでいるところも多くて、結構滑ったりしました。
山頂の方を振り返るともうあんなに遠くに・・・
自分が走破してきた成果が道のりとして目に映るのがいいですね。
あとこれはチングルマとかいう卑猥な名前の花です。
名前のわりにかわいい花ですね。
あと紅葉も綺麗でしたよ。
で、4時間以上の行程を経てようやく到着。
長かった・・・
その後、層雲峡温泉でゆっくり汗を流した後、焼肉を奢ってもらいました。
3人ともとてもぐったりとした面持ちで、会話もあまり弾まず早めに解散となりました。先輩方は明日医局の野球大会だそうです。
結果的に楽しかったな~とは思いますが、次は暖かくなるまで行きたいとは思いません。
明日はきっとすごい筋肉痛になるんだろうな~とか考えながら寝ることにします。
俺も紅葉を見に行きたいと思ってたとこです。
でも、山は登りたくないな…
ひかる頑張ったね!
あー(楽に)紅葉が見たい!温泉に入りたい!
温泉ならばいつでもお供しますぜ☆
しばらく暇なので遊んでくだせぃ。
まあ東京だとなかなか行く機会もないか・・・
デビューおめでとうございます。
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/minor/1160886038/l50
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/minor/1208183115/l50