こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

加速器ってこんなことしてるんですよ。

2021年07月24日 | 博物館・科学館

 先日「国立科学博物館 上野本館」にて「植物展」を見てきましたが、現在「企画展」として、「加速器 -とてつもなく大きな実験施設で宇宙と物質と生命の謎に挑んでみた-」も開催されています。

 さて、「加速器」ですが、コレ、何を「加速」させているのか?それは「電子」や「陽子」などの粒子をこの「加速器」を使って加速させ、衝突させたときに起こる反応を調べる事によって素粒子や原子核を研究する装置なのです。

 そして、以外にもその研究は古くからおこなわれており、1930年代から加速器は作られ、「サイクトロン」や「シンクトロン」などの加速器も開発され、現在の「加速器」へと発展しています。また、出力も現在で最高出力を持つ「SERN 7TeV+7TeV 衝突型加速器」では「7テラ電子ボルト」もの高出力を出せるほどになっています。ちなみに1.5Vの乾電池で加速できるエネルギーは「1.5eV」。

 加速器では電子や陽子を「電磁石」を使い、光に近い速さまで加速させる特性上とてつもなく大きな施設になり、この展示で紹介されている「高エネルギー加速器研究機構(KEK)」の「つくばキャンパス」と「大強度陽子加速器施設(J-PARC)」で、加速器は「J-PARC」で1周3キロ。施設は65平方メートルの広大な広さなのです。

 今回の展示では、そんな「加速器」の施設や加速器の歴史にその研究内容がパネルと模型などで解説されています。が、まぁ内容が内容だけに難解な部分もあり、研究内容も主に「反物質」の話が多く、素粒子の話題などもありますから、どうやっても難しい内容なので、簡単に説明しようとすると、なんだか中途半端な感じになってしまっていますね。

 それでも「J-PARC」の加速器、メインリングがメンテナンス中の時に1周した動画あるので、広さを実感する事ができますね。まぁ、トンネル内のほとんどは「電磁石」なんですけどね…。

 ともあれ、「加速器」によって「素粒子反応」や「ニュートリノ事象候補」の「ニュートリノ振動」を「T2K実験」で調べたり、加速器を使用してタンパク質などの物資の構造を調べたり、「超原子核」を作ったりと様々な実験に役立っているという事が解れば十分ってトコですかね。正直私もここまで専門的な「物理学」は解りませんよ…。

 それでは、本日の登場人物は、「科学」な展示の話でしたので、この方。「ベルギー国立博物館」にて「化学・科学館会場職員」をしている「ブラッド・ハウンド」の「Chiefille」、「二ノン・グリュミオー」さんです。素粒子の研究で宇宙の謎を解く「加速器」について知っていませんか?ちなみに背景は「企画展 加速器 -とてつもなく大きな実験施設で宇宙と物質と生命の謎に挑んでみた-」の展示の一部なのです。

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