さて、「日本」の「国鳥」は「キジ」、「国花」は「桜・菊」、「国菌」は「麹」、「国蝶」は「オオムラサキ」と法規的に決められていない「概要的」な物もありますが、「一般的」にはこう考えられています。では「国石」はなんでしょうか?
今年「平成28年9月24日」に「金沢大学」にて開催された「日本鉱物科学会総会」にて「日本の国石」が決定されたのです。決定基準として「日本で広く知られていて、国内で産する美しい石であり、鉱物科学のみならずさまざまな分野でも重要性を持つもの」。とされ「学会員」の投票によって、この全ての条件を満たし、学術的にも文化的にも価値があるとして選ばれたのが「翡翠」。
「翡翠」は日本の「プレートが沈み込む」、「高圧で比較的温度の高くない」環境と「翡翠」が生成されるに適した環境なのです。そして、日本での翡翠は「縄文時代」から「大珠」や「勾玉」に使われたのが「約7000年前」と「世界最古」。多くの人がイメージするのは「中国」のひすいの宝物や「ミャンマー」の「鉱床発見」があるでしょうが、こちらは約「250年前」と「江戸時代後期」と比較的新しいんですよね。
今回この事は「科博NEWS展示」として「常設展」の「日本館3階」と「地球館B2階」で「パネル」による紹介がされています。
私としては正直「国石」なんて物が存在していたのは驚きでしたが、それが「翡翠」だったのは以外でしたね。個人的な印象としては「水晶」じゃないかな?とは思っていたのですがね。でも、理由を知ると「そうなんだ」と納得できましたね。
それでは、本日の登場人物は科学な話題ですのでこの方。「ベルギー国立博物館」。「化学・科学館会場職員」である「ブラッド・ハウンド」の「Chiefille」、「二ノン・グリュミオー」さんです。「ベルギー国立博物館」でトピック展示として「日本の国石」のパネルが紹介されたようでして、それを見た「ニノン」さん。ちなみに背景が「科博NEWS展示 ひすい」のパネルなのです。