「SUBARU」に興味がある方なら随分前からご存知だったでしょうが、「SJ型フォレスター」、つまり「新型フォレスター」、または「4代目フォレスター」が全世界に先駆けて日本で発表されましたね。とりあえずは「プレスリリース」から。
新型 スバル フォレスターを発表
富士重工業は、スバル フォレスターをフルモデルチェンジし、本日より発売します。
新型フォレスターは、「SUVとしての本質的な価値の実現」を目指して開発しました。スバル独創のシンメトリカルAWDを核に、走行性能、安全性能、環境性能といったクルマとしての基本性能を進化させ、その上で、SUVならではの道具としての使う愉しさと、ストレスなく自由な移動を可能にする走る愉しさを大幅に向上させました。
今回、4代目となるフォレスターは、1997年の発売以来15年間、路面状況に左右されない快適な走行性能や、取り回しやすく実用性に優れたSUVとして、世界中の幅広いお客様から高い評価をいただいています。
富士重工業は、スバルのブランドステートメント“Confidence in Motion”において、“確かなクルマづくり”を貫きながら、お客様のライフスタイルや価値観と強いつながりを持つ商品の開発に注力し、「安心と愉し さ」を提供することにより、スバルファンの拡大を目指しています。新型フォレスターも、その方向性を具現化した商品です。
【商品コンセプト】
「SUVとしての本質的な価値の実現」
スバルは「SUVとしての本質的な価値」を、移動の自由というクルマ本来の価値を基本に、さまざまなシーンで道具として使えること、長距離や厳しい走行環
境下でも快適に移動できること、そしてそれらによりお客様に自由な移動と活動を提供することと捉えました。その実現のため、スバルの最新技術の採用や車体
剛性の向上など、クルマの基本である走行性能を大幅に進化させました。同時に、安全性能、環境性能も向上させることで、クルマへの安心の価値を実現しました。そして、パッケージを一から見直し、居住性や機能性の向上によるSUVとしての使う愉しさと、基本性能の高さに加え、走りの質感の進化や、AWDの新
制御を採用するなど、あらゆる路面状況下での快適で確かな走行性能による、走る愉しさについても実現。「安心」そして「愉しさ」によりお客様に自由な移動
と活動を提供する、スバルの新しいSUVを提案します。
■安心 ~クルマとしての基本性能を向上~
- クルマの基本性能である「走る・曲がる・止まる」を進化
- 車体剛性の向上により、振動、騒音、安定性、乗り心地のすべての走行性能を大幅に向上
- 平成27年度燃費基準を達成*1し、優れた燃費性能を実現
- 危険回避、衝突安全、予防安全すべてにおいて高い安全性能を実現
*1:全リニアトロニック搭載車
■使って愉しい ~パッケージを根本から見直し、SUVとしての実用性、乗員全員の快適性を追求~
- すべての席で見晴らしが良く、運転中ストレスのない開放感に溢れた視界を実現
- 乗員全員がくつろいで移動を愉しめる、ゆとりある広さを確保した快適な居住空間
- どなたでもスムーズに乗り降り可能な優れた乗降性を実現
- アウトドアやレジャーでの室内・荷室の使い勝手を向上
- スイッチを押すだけで自動開閉可能な新開発のパワーリヤゲート*2など使い勝手を高めるアイテムの採用
*2:2.0i-Sに標準装備、2.0XT/2.0XT EyeSightにメーカー装着オプション
■走って愉しい ~路面を選ばず活動範囲を広げ、移動が愉しくなる走行性能の向上~
- 新世代BOXER NAエンジンと新リニアトロニック(CVT)による、ドライバビリティと燃費性能の向上
- 新世代BOXER直噴ターボエンジン“DIT”と高トルク対応リニアトロニックにより、スムーズでハイパフォーマンスな走りと優れた環境性能の両立を実現
- ボディ、シャシーの進化により、あらゆる路面状況下でも、静かで安定感のある走行性能により、質感を高めた走りを実現
- AWDに新制御システム「X-MODE」を採用、悪路での高い走破性を実現
【主な商品の特徴】
■グレードラインアップ
エンジン | グレード | |
2.0? 水平対向 4気筒DOHC |
2.0i | 十分な仕様装備を備えたエントリーグレード |
2.0i-L | 快適性や使い勝手を高める装備充実のグレード | |
2.0i-L EyeSight | ||
2.0i-S EyeSight | 18インチタイヤなどを装備したNAスポーティグレード (パワーリヤゲート標準装備) | |
2.0?水平対向 4気筒DOHC 直噴ターボ“DIT” |
2.0XT | 圧倒的な出力性能と環境性能を両立させた 直噴ターボ“DIT”を搭載し、足回りや内外装にも 専用アイテムを装備したハイパフォーマンスモデル |
2.0XT EyeSight |
■デザイン
<エクステリアデザイン>
SUVらしい力強い存在感を持たせながら、空力性能や機能性に配慮したデザインとしました。
- フロントデザインは、「スポーティさ、たくましさ、安心感・信頼」を感じさせるものとし、また、直噴ターボエンジン搭載モデルには、その性能にふさわしく、よりスポーティテイストを強化した専用のフロントデザインを採用しました。
- Aピラー下端部を200mm前方へ出し、伸びやかなシルエットを実現しました。
- フロント周りやドアパネル、リヤゲートに、「厚み」を持たせたデザインとすることで力強さを演出するとともに、ホイールアーチやホイールデザインにより、「踏ん張り感」のあるプロポーションで高い走破性を表現しました。
<インテリアデザイン>
洗練された造形と質感の高いマテリアル表現により、空間の広がりとSUVならではのたくましさと力強さ、上質感を表現しています。
- インストルメントパネルは、横への広がりをもたらす水平基調の造形を採用し、開放感あるデザインとしました。
- 乗員が手に触れる箇所には、感触の良いソフト素材を採用し、室内の質感を高めています。
■パッケージング/ユーティリティ
あらゆるシーンにおいて、乗員全員の快適な居住空間と優れた実用性の実現を図りました。
- 乗員全員が快適に過ごせるよう、従来型に対して、室内サイズ、各ピラーの配置、後席のフロア形状、前後席の着座位置などに大幅な見直しを図り、ゆとりある室内空間と開放感溢れる良好な視界を実現しました。
- 荷室は、容量や開口部の拡大、段差の少ないフラットなフロアなどにより、高い積載性とスムーズな 積み下ろしを実現しました。
- 乗降時に、サイドシルに足が触れても、泥はね等の汚れがつきにくい構造とした、クリーンサイドシルを新設計しました。
- サイドシルの位置を下げ、さらに車両内側へ寄せることで、スムーズな乗降性を実現しました。
- 車両の走行状況などがひと目で確認できる「マルチファンクションディスプレイ」を採用。省燃費走行をサポートする機能を持たせるとともに、車両の状況を視覚的に確認することができます。
- 十分な強度と機能性に優れたルーフレール*3を展開しています。
- ヒルスタートアシスト機能を採用し、坂道発進時に、ブレーキペダルから足を離しても、車両が下がらないようブレーキ力を保持。坂道でも通常と変わらない感覚で発進操作を行うことができます。
- リヤゲートを電動で開閉できるパワーリヤゲート*4を採用、さらに、任意でリヤゲートの開度設定を可能とするメモリー機能や、反転機能を持たせることで、リヤゲートが外部に干渉するような天井の低い駐車場での開閉など、幅広いシーンでの優れた利便性を実現しています。
*3:2.0i-L EyeSight、2.0i-S EyeSight、2.0XT EyeSightにメーカー装着オプション
*4:2.0i-S EyeSightに標準装備、2.0XT/2.0XT EyeSightにメーカー装着オプション
■走り
- 低重心で重量バランスに優れたシンメトリカルAWDにより、SUVでありながら車高の高さを感じずに、路面状況を選ばず、安定感のある快適な走りを実現しました。
- 新世代BOXERとリニアトロニックの組み合わせにより、走行性能と環境性能を高い次元で両立させました。
- ボディとシャシーの剛性向上を図り、どなたでも安心して快適に走ることができる性能を実現しました。
<エンジン>
―2.0?水平対向4気筒DOHC NAエンジン―
- レスポンスの良さと優れた燃費性能を両立した新世代BOXERエンジンを採用しました。
- 実用領域での軽快で気持ちの良い走りを実現しています。
―2.0?水平対向4気筒DOHC直噴ターボ“DIT”―
- 直噴ターボを採用し、高い動力性能と燃費性能を高次元で両立させました。
- 低回転域の応答性に優れたツインスクロール式ターボチャージャーを組み合わせることで、206kW(280PS)の高出力と、2000rpmで 350N・m(35.7kg・m)に達するトルクを発揮する力強いパフォーマンスを発揮しながら、優れた環境性能を両立させています。
<トランスミッション>
―新リニアトロニック(NA車)―
チェーン式無段変速機の特長である、軽量、コンパクト、優れた燃費性能と環境性能、レシオカバレージの広さなどを活かしながら、パーツやレイアウトを最適化し、さらにドライバビリティを高めた新リニアトロニックを採用しました。
―高トルク対応リニアトロニック(ターボ車)―
- 直噴ターボエンジンの高出力に対応するため、トルクコンバーターやチェーンなど各部品を最適化し、専用設計としました。
<ボディ&シャシー>
- 路面に合わせて的確に反応する理想の足回りを実現するため、ボディ、シャシーの要所に剛性向上を実施。ロールを抑えるとともに、ハンドリング性能、乗り心地、静粛性を大幅に向上しました。
- 直噴ターボエンジン搭載モデルには、スポーティモデルに相応しい専用のサスペンションチューニングを施すなど、高速域での走行時においても快適な走りを実現しています。
<X-MODE*5*6>
- エンジン、トランスミッション、VDC等を最適に統合制御し、悪路走破性を高めるAWD制御システム「X-MODE」を開発しました。
- スイッチを押すだけで、あらゆる路面での走行でも、ドライバーのスキルを問わず、安定した運転を可能にしました。
- 急な下り坂でも同じ車速を維持して走行可能なヒルディセントコントロール制御を設定し、安全性に優れた走行を実現*7しています。
*5:2.0i-Lのリニアトロニック車、2.0i-L EyeSight、2.0i-S EyeSight、2.0XT/2.0XT EyeSightに搭載
*6:動作領域0~40km/h
*7:動作領域0~20km/h
<SI-DRIVE>
- NA車に、「インテリジェント」モード、「スポーツ」モードの2つのモードを設定*8し、走行状況によって使い分けることで、走りの愉しさと省燃費走行に効果的なSI-DRIVEを採用しました。
また、SI-DRIVEスイッチをステアリングに配し、容易な操作を実現しています。 - 直噴ターボエンジン搭載モデルに専用制御を施し、「インテリジェント」モード、「スポーツ」モード、「スポーツシャープ」モードの3つのモードを設定したSI-DRIVEを採用しました*9。
「スポーツシャープ」モードでは、8段ステップ変速になる専用制御を設定。路面や走行状況により、より細かいギヤの選択を可能にすることで、多段AT車やMT車のような走りの愉しさを実現しています。
*8:2.0i-L/2.0i-L EyeSight、2.0i-S EyeSightに設定
*9:2.0XT/2.0XT EyeSightに設定
■安全
- 運転支援システム「EyeSight(ver.2)」の搭載グレードをNA車、ターボ車共に設定しました。
- ボディ骨格に高張力鋼板を効果的に使用することで、軽量化を図りながら、車体強度を向上させ、優れた衝突安全性を実現しました。
■環境
- 新世代BOXERやリニアトロニックの採用、空力性能の向上、さらに、アイドリングストップ*10といった、燃費向上デバイスの追加によって、燃費性能を向上させました。
- マルチファンクションディスプレイによって、燃料消費の状況を視認化することで、更なる省燃費走行に寄与します。
- 全てのリニアトロニック搭載車が、平成27年度燃費基準を達成しており、エコカー減税対象車となります。
グレード | 燃 費*11 (JC08モード) |
2.0i | 14.4km/? |
2.0i-L/2.0i-L EyeSight 2.0i-S EyeSight |
15.2km/? |
2.0XT/2.0XT EyeSight | 13.2km/? |
*10:2.0i-L /2.0i-L EyeSight、2.0i-S EyeSightのリニアトロニック車に搭載
*11:リニアトロニック搭載車の燃費値
【販売計画】
月販 2,000台
【メーカー希望小売価格】
車種 | 価格(単位:円) | エコカー 減税対象 | |||||
車種名 | グレード | エンジン | 駆動 | 変速機 | 消費税込 | 消費税抜 | |
フォレスター | 2.0i | 2.0?水平対向 4気筒DOHC |
AWD | 6MT | 2,089,500 | 1,990,000 | |
リニアトロニック | 2,089,500 | 1,990,000 | ○ | ||||
2.0i-L | 6MT | 2,404,500 | 2,290,000 | ||||
リニアトロニック | 2,404,500 | 2,290,000 | ○ | ||||
☆2.0i-L EyeSight | リニアトロニック | 2,509,500 | 2,390,000 | ○ | |||
2.0i-S EyeSight | リニアトロニック | 2,772,000 | 2,640,000 | ○ | |||
2.0XT | 2.0?水平対向 4 気筒DOHC 直噴ターボ“DIT” |
リニアトロニック | 2,831,850 | 2,697,000 | ○ | ||
☆2.0XT EyeSight | リニアトロニック | 2,936,850 | 2,797,000 | ○ |
注) | ヴェネチアンレッド・パール ※、ディープシーブルー・パール、バーニッシュドブロンズ・メタリック、サテンホワイト・パール※、ディープチェリー・パール、クリスタルブラック・シリ カ、アイスシルバー・メタリック、ダークグレー・メタリック【 ※:有料色31,500円高(消費税含む)】 | |
リニアトロニック(CVT): フル電子制御自動無段変速機 | ||
○印:環境対応車普及促進税制(自動車取得税・重量税50%軽減)適合グレード |
と、まぁ、こんなトコですね。私も「内覧会」にて実車を見ましたが、まぁさらに「SUV」な外見となり、「シャシー」は恒例の「GP」をベースにしていますので、インテリアや内部はほとんど「GP」と変わりない感じですね。ただし「リヤ」は絞込みが「GP」よりもされていませんから「リヤハッチ」の開口部は広くなっている感じはありますね。それと「フロントフェイス」ですが、何となく「米国色が強い」印象がありますね。コレは現在富士重工の一番の市場が「北米」ですからね。そこでウケるデザインとなっているのでしょう。チョット角ばったデザインに他の富士重工車と比べて四角っぽい「ホークアイ」は「SF」「SG」を彷彿させますね。
ほとんどの方は「XT」の「DIT FA20エンジン」に目が向かれるでしょうが、実は「2.0i」の「MT」にも注目して貰いたいですね。今回の「MT」は「6速ミッション」になっています。しかも「新開発」ですよ。日本ではあまり需要が無い「MT」ですが、海外、特に「ユーロ圏」では「MT」の人気が高く、そちらの方にあわせた感じになるのでしょう。ただ、「DIT」には「MT」の設定はありません。コレは「DIT FA20エンジン」の特性上「トルクバンド」をうまく使うには「リニアトロニック」でないと生かしきれない部分があるようですね。
それと、今回「XT」、つまり「ターボモデル」ですが、「エンジンフード」に「エアインテーク」が配置されていません。当然「ターボ」ですので「インタークーラー」があるのですが…。コレはどうなってしまっているんでしょうね?「Webサイト」では「メカニズム」の詳細が無く、エンジンルーム内の写真もありませんからね。まぁ「DIT FA20エンジン」の紹介では今までどおり「エンジン上部」に配置されていますので、そのままだとすると?「エンジンフード」がインタークーラーが配置されている部分が盛り上がっていますので、「グリル」のウイング上部から外気を導入するようになっているのかも知れません。とにかくコレは実車で見ないと。
ともあれ、週末には「デビューフェア」が開催されるようですので、私の「SUBARUの師匠」と見に行く予定でいます。
それでは本日の登場人物はこの方。「ラリードライバー」で「コースカーチーム」に所属している「ノルウェジアン・エルクハウンド」の「Cheifille」である「アルテ・ベルク」さんです。「SJ」、「新型フォレスター」。SUVとしてさらに磨きがかかった感じがしますね。ちなみに背景は「SUBARU」の「SJ Webサイト」のTOPページです。