こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

スルリと脱げます。

2010年06月08日 | BMW Motorrad

 先日「BMW K1200S」コト「ファル」さんのオイルを交換しまして、その時にオイルは「バイク用品店」である「ライコランド」にて購入したのです。その時ポイントカードのポイントが溜まり「2000円の商品券」と交換となったのですが、いかんせんファルさん自体の整備はディーラーに任せてますし、パーツはほとんど取り扱っていないですし、用品はほとんどそろっていますから使い道が無かったのですが、ふと「税抜き ¥2,000」の物がある事を思い出し、それを購入してきました。

 それは「アシストフード」なる物で、正式名称は「緊急時脱帽システム、アシストフード」と要は「フルフェイス」の「ヘルメット」を被った状態で負傷者の「頸椎」に負担を加える事無くヘルメットを脱がす事が出来るようにする事が出来る一種の「ヘルメットインナー」なのです。

 事故を起こした時に頭部をぶつけたりするとその衝撃は「首」、つまり「頸椎」にも少なからずともダメージが被ります。そして、「フルフェイスヘルメット」はその特性上「脱げにくく」なっており、普段でも脱ぐ時は頸部に少なからずとも負荷がかかっています。頸椎を痛めた状態で、普通にヘルメットを脱がそうとすると、負傷した部分に負荷がかかってしまい、状況をさらに悪化させてしまう恐れもあります。では、脱がさなければ良いじゃん。となるのですが、フルフェイスですと、「呼吸停止」などの時に「人工呼吸」ができませんし、「頭部」は強い衝撃を受けて「脳震盪」を起こしたりすると膨らみ時間が経てばヘルメットはさらに脱げ難くなり、しかも脳を圧迫してしまう恐れも出てきてしまうのです。その為、早急にヘルメットは脱がす必要があるのです、しかし、そのヘルメットは脱がせにくいし、ヘタすると頸部に負担をかけてしまい余計にひどくなってしまう恐れも…。でそこで考え出されたのがこの「アシストフード」なのです。

 形状は「耳あて付きニット帽」のような形で、垂れた部分が両耳辺りから伸びて肩くらいの長さになっています。その部分には左右それぞれに「穴」が2つ開いており、帽子部分は薄地の「メッシュ」でできており、とてもシンプルな形です。「アシストフード」を被ったらその「垂れている」部分を反対側の「垂れている部分」の「穴」に通して引っ張り余った部分は頬部分へ押し込んで「アシストフード」の装着は完了。この上から当然ながら「ヘルメット」を被ります。被った感じはほとんど違和感を感じませんね。それに素材がメッシュですから通気性は十分です。

 肝心の「脱ぐ」時は、ヘルメットの「あご紐」を外して、頬辺りに押し込んであった「アシストフード」の垂れ部分を解き、左右に垂れた状態にします。そして「穴」の部分、左右にそれぞれの手の指を通して「外側」へ引っ張ると簡単にヘルメットが脱げます。実際にやってみると、面白いほどヘルメットは「スルリ」と脱げてしまいます。もちろん「頸部」には負荷はかからず、頭も押し付けられている感じはほとんど有りません。フルフェイスのヘルメットは普通に脱ぐ時には「首が引っ張られる」感じがしましたが、これですと皆無です。つまり「事故」で「頸椎」を損傷しても負荷を一切かける事無くスムースにヘルメットを脱がす事が可能な事を身をもって体感できましたよ。

 それでは、本日の登場人物は「BMW Motorrad」と「日本のアニメ」が大好きな「ドイツ」原産である「ラージミュンスターレンダー」の「Chiefille」で名前は「アデーレ・ヘンネ」さん。たった「2,100円」で事故の時の救助作業がスムースに、自分自身にも損傷をさらに与える事無く、普段でも力を入れずにヘルメットが簡単に脱げるのですからね。背景がその「アシストフード」です。ちなみに私が購入したのは「Arai製」の物で、その他「KUSHUTANI」や「RS Taichi」などもありましたが、基本的に形は一緒でしたね。

2010_06_08

コメント (4)
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