「雨漏り修理、防水工事」職人魂の防水屋、職人社長安藤のblog

雨漏り診断士、1級防水技能士、2級建築施工管理技士の有資格者である職人社長安藤の「雨漏り修理・防水工事」に関するblog

埼玉県さいたま市の必殺雨漏り修理人~埼玉県志木市の雨漏り修理、防水工事、見積り金額が業者によって違うのはなぜ?

2020-05-22 18:05:24 | 雨漏り調査・診断・修理・防水工事

埼玉県さいたま市、必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤です。

雨漏り修理の見積り、防水工事の見積りの金額が業者によって違いがあるのはなぜでしょうか。今回は埼玉県志木市の雨漏り修理、防水工事の現場写真を見ながら、その疑問にお答えいたします。

 

それでは、始めましょう。

新築物件の防水工事で複数の防水工事業者が見積書を提出した場合、金額に差が出たとしたら、安い業者を選べば良いと思います。

なぜなら、新築工事の場合、防水下地は同じ、防水材、工法も同一内容の見積もりだからです。でもこれは建築会社、工務店がやることです。

 

これからお話するのは、築20年、30年、40年、屋根、外壁、ベランダが経年劣化によって、結構くたびれているような状態で雨漏り修理をする場合、または防水改修工事をする場合などの工事の見積り金額についてです。

雨漏り修理、防水改修工事の場合は、防水業者の考え方の違いによって細かい箇所の工夫の仕方に違いが出てきます。それによって施工箇所が多くなります。施工箇所が多くなれば、当然のことながら、見積り金額にも差が出てきます。

規模にもよりますが、時にはその差が何十万になったりすることもあるでしょう。

施工箇所が多くなればなるほど、当然のことながら金額の差は大きくなります。

例えば、既存防水層を完全撤去して、さらに細かいところに工夫をして施工を進めていくのか、またはある程度の撤去で、多少のことは良しとして施工を進めていくか、によっても、見積もり金額には差が出るものです。

その金額の違いが防水工事の良し悪しに大きく関係することだったとしたら、どうしますか。

最終的な税込合計金額だけを見て、施工業者を決めることはちょっと危険なことかもしれませんね。

この写真、ちょっと気持ち悪いと思いませんか?この状態は一番上の防水層を撤去しなければ、わからないことです。

こちらの現場は今まで雨漏り修理業者、防水業者が何社か工事をしています。結果、それでも雨漏りは止まらなかったそうです。

 

一番上に施工してあったゴムシート防水を撤去すると、さらにその下に施工してあったウレタン防水が出てきました。

見ると、ちょっと気持ち悪い状態でした。

このちょっと気持ち悪い状態、これは一番上のゴムシート防水を施工する以前の防水工事が良い工事ではなかった、ということを物語っています。

私は今までに防水改修工事の現場で、何度もこのようなちょっと気持ちの悪い状態を見てきました。

恐らく最初のウレタン防水工事がうまく行かず、雨漏りが止まらなかったので、次の防水業者がゴムシート防水を施工したのでしょう。それでも、雨漏りは止まらなかった、ということです。

と、いうよりも防水工事がうまくいっていなかったので、雨漏りが止まらなかった、というのが正しい言い方だと思います。

 

撤去を始めると、ゴムシート防水の下のウレタン防水はとんでもなくひどい状態だったので、撤去をしなければなりませんでした。

防水工事は、細かいところに気を配り、各工程を確認をしながら、工事を進めていくことが重要です。細かいところに気を配れば、必然的に見積りの工事項目が増えてしまいます。

見積もりの項目が増えるということは、金額が他業者よりもupするということになりますが、それでも、工事をするのであれば、将来的に安心できる工事内容でなければならないと考えています。

今まで数多くの現場を見てきましたが、見積り金額が安い工事には、やはり安いなりの秘密があるようです。

これは一例としてですが、この写真のようにドレンの廻りをクロスで補強をすることは、防水職人の施工としては当然やるべきことですが、クロスで補強をしない防水職人もいるということを知っていたほうが良いと思います。(ドレンの形状、施工方法、現場の状況後外にもよるので、参考としてください。)

こちらの現場はウレタン防水/通気緩衝工法です。最初に既存防水層の全撤去、細かい所の補修、下地処理、通気シートの貼り付け、脱気筒の取付け、改修用ドレンの取付け、シーリングなどがありました。

その上にウレタン防水を2回塗布しています。

最終工程はフッ素コート塗布です。当社はフッ素コート仕上げで10年の防水保証(10年間塗替えメンテナンス不要)を発行しています。

防水工事が完成すると、我々は表面のフッ素コートしか見ることができませんが、この下に工事経験から学んだ細かい工夫が隠されています。

 

雨漏り修理、防水工事は、一つの工事の中でどのような工夫をするかによっても、結果が大きく変わる工事です。その違いが見積り金額に反映されるので、防水業者によって見積り金額に大きな差が出ても不思議ではありません。

その違いをどうみるか、そしてどう判断するのか、それが重要なポイントだと思います。

 

お困りの時は、ご相談ください。

それでは、また。

 

 

◎雨漏り調査,見積もりについて:

新型コロナウイルスが猛威を振るうこのご時世、必殺雨漏り修理人は除菌アルコールタイプのウエットテッシュを常に持ち歩き、マスクを着用して雨漏り調査をしています。

毎日、健康管理、手洗い、アルコール消毒、うがいの徹底。マスクの着用。今、やるべきことはやっています。私が雨漏り調査に伺う時は安全ですので、ご安心ください。

 

 現場によっては、家の中に一歩も入らずに雨漏り調査ができます。必要になるのは、雨漏りしている箇所の写真4~5枚と建築図面(平面図、立面図)のコピーです。

写真は部屋出入り口から1枚、近寄って1枚、さらに左右で2枚、近づいて1枚、指をさしていただけると更にわかりやすい写真になります。

 

◎建築図面が見つからなかったら、手書きの図面でも構いません。

日本では社会的距離(ソーシャルディスタンス)が2mと言われています。守りましょう2mの距離。雨漏り調査時は、三密(密閉、密集、密接)を避け、最小限の接触になるように工夫をしますので、ご安心ください。

 

 

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