通し狂言
『仮名手本忠臣蔵』(かなでほんちゅうしんぐら)
【第一部】
大 序 鶴が岡兜改めの段
恋歌の段
二段目 桃井館本蔵松切の段
三段目 下馬先進物の段
腰元おかる文使いの段
殿中刃傷の段
裏門の段
四段目 花籠の段
塩谷判官切腹の段
城明渡しの段
五段目 山崎街道出合いの段
二つ玉の段
六段目 身売りの段
早野勘平腹切の段
【第二部】
七段目 祇園一力茶屋の段
八段目 道行旅路の嫁入
九段目 雪転しの段
山科閑居の段
大 詰 花水橋引揚の段
公演が終わってから1週間以上経ち、12月の東京公演も始まろうとしているというのに、まだ11月のこの「忠臣蔵」のことをぼんやりと考えたりしている部長。略して「いる部長」。別に略さなくてもいい部長。
楽前日・楽日と二日続けて一日中劇場に居座ったのですが、思えばそんな苦行、わたくしなまけもの部長が文楽を観に行くようになって初めてだ。
早朝新幹線に乗って大阪に入り、そのまま10時から夜の9時まで座りっぱなしって、ああた!
どんなアイドルのコンサートに行くのか、って程の意気込みですよ。行ったことないけど。
それでも、懸念していた腰痛・腹痛・眠気の三大不安要素を吹き飛ばしてくれるほど、濃くて熱い舞台が繰り広げられていて、気付けばその渦にくるくると飲み込まれていたのでした。
この感覚、経験を思い出として記録したい気持ちは山々だけど、なんとなくうまく言葉にならないんだなーこれ。
熱い感動のキモチを素直に表に出すのが苦手、そんなの恥ずかしい、カッコ悪い、というひねくれ者部長だからかもしれません。略して「くれ部長」。
そんなひねたばばぁが、大序、しょっぱなの希さんの
「嘉肴ありといへども食せざればー」
を聴いた瞬間、ぶわっと色んな汁が目から鼻から吹き出しそうになったのだから恥ずかしい。
重鎮の師匠方の休演などもありギリギリの布陣での公演だったとは言え、その中ででき得ることをすべて出すしかないという気迫のようなものが舞台から押し寄せてきて圧倒された部長。
略して「された部長」。 (もうええて)
後々のために、ちょっとずつ思い出しながら感じた事をメモしていこうかなと思います。
が。
明日から12月公演・・・
あたま切り替えないといけないので急いでやらねばとあせる部長。略して「あせる部長」。もう略してすらいない部長。
『仮名手本忠臣蔵』(かなでほんちゅうしんぐら)
【第一部】
大 序 鶴が岡兜改めの段
恋歌の段
二段目 桃井館本蔵松切の段
三段目 下馬先進物の段
腰元おかる文使いの段
殿中刃傷の段
裏門の段
四段目 花籠の段
塩谷判官切腹の段
城明渡しの段
五段目 山崎街道出合いの段
二つ玉の段
六段目 身売りの段
早野勘平腹切の段
【第二部】
七段目 祇園一力茶屋の段
八段目 道行旅路の嫁入
九段目 雪転しの段
山科閑居の段
大 詰 花水橋引揚の段
公演が終わってから1週間以上経ち、12月の東京公演も始まろうとしているというのに、まだ11月のこの「忠臣蔵」のことをぼんやりと考えたりしている部長。略して「いる部長」。別に略さなくてもいい部長。
楽前日・楽日と二日続けて一日中劇場に居座ったのですが、思えばそんな苦行、わたくしなまけもの部長が文楽を観に行くようになって初めてだ。
早朝新幹線に乗って大阪に入り、そのまま10時から夜の9時まで座りっぱなしって、ああた!
どんなアイドルのコンサートに行くのか、って程の意気込みですよ。行ったことないけど。
それでも、懸念していた腰痛・腹痛・眠気の三大不安要素を吹き飛ばしてくれるほど、濃くて熱い舞台が繰り広げられていて、気付けばその渦にくるくると飲み込まれていたのでした。
この感覚、経験を思い出として記録したい気持ちは山々だけど、なんとなくうまく言葉にならないんだなーこれ。
熱い感動のキモチを素直に表に出すのが苦手、そんなの恥ずかしい、カッコ悪い、というひねくれ者部長だからかもしれません。略して「くれ部長」。
そんなひねたばばぁが、大序、しょっぱなの希さんの
「嘉肴ありといへども食せざればー」
を聴いた瞬間、ぶわっと色んな汁が目から鼻から吹き出しそうになったのだから恥ずかしい。
重鎮の師匠方の休演などもありギリギリの布陣での公演だったとは言え、その中ででき得ることをすべて出すしかないという気迫のようなものが舞台から押し寄せてきて圧倒された部長。
略して「された部長」。 (もうええて)
後々のために、ちょっとずつ思い出しながら感じた事をメモしていこうかなと思います。
が。
明日から12月公演・・・
あたま切り替えないといけないので急いでやらねばとあせる部長。略して「あせる部長」。もう略してすらいない部長。
開演したばかりで最初から「いろんな汁」とは...やはり、私は妄想していた通り、忠臣蔵の通しの観劇録は下手をすると命を削ってまで書かなくてはならないものだと...それほどのものだと再認識している次第です。くわばら、くわばら....。
この荒行を乗り越え、新たな悟りの境地に到達されるようお祈り申し上げております。
そうです、まさに命を削って臓腑をつかんでしたためるような苦行…
そう思うとなかなか手がつきません。
このままでは心のページにそっと綴っておくに留まるかもしれません。
でも、心のページのメモには
「師直『鼻毛らしい』 鼻毛? らしいとは?」
「師直『なぜ遅かったの』 オネエ?」
とか、意味不明の一文がいっぱいで、いったいどうしたら。
というのはさておき、その苦行の厳しさは、想像を絶します。
心のページにそっとつづる、略して「づる部長」…忠臣蔵通しについてはアリですね。
それにしても師直って、そんなこと言っていたのですね。おかしいなぁ、何度もDVD観ていたはず(睡眠学習)なのに。
気になるので、週末にDVDで確認してます。
幕間の休憩時間とか、一部・二部の間の待ち時間とかに
簡単なストレッチのクラスとか開催してほしくなりますよね。
ヨガマットをイヤホンガイドと一緒に貸し出します~とかして欲しい。
師直のオネエ疑惑!コーヒー吹きました。
そうなんですよ、「づる部長」になってしまいそうな雲行き…
師直、言ってますよ!2回観て2回ともそこでニヤニヤしましたから。
そんなところに気を取られてるから肝心な事をなにひとつ覚えられないんですよね…
◎ゆき様
なにっ。日を変えてご覧になったと?
羨ましい… 私も近かったら間違いなく半分ずつみてますね。
身体を伸ばすにも休憩時間がこれまた短いので、いっそ劇場の右・左座席は
「ごろ寝席」
として、ゴロゴロしながら観てもいい席、にしてはどうでしょう。
…いや。イビキの大合唱になりそうなのでこの案は却下。
定九郎の「やかましいわっ!」で全員びくーーーっと飛び起きる光景が目に浮かぶ…