あるSEの業務日報

日報代わりの記録です。

しろいねこを読んで

2016-12-25 22:44:20 | 出来事

 猫ブログ「しろいねこ」は毎日読んでいるのだが、今日12月25日はすえこちゃんの命日だ。

 その後ほどなく現在のみるこちゃんへと話は続くのだが、2012年12月25日という日は私が思い出に残る日だ。

 その日というのは同僚といっしょに紋別市へ行ったが、たまたま母も同乗していた。理由など細かい事はもう忘れてしまったが、その日は何か用事があり、そのついでに紋別市の親せきの事が気がかりで、母と親せき宅へ訪問した。だが留守で連絡先もわからないのであきらめて帰った。

 そして、今から考えると元気に車で移動できた最後の日となった。その後まもなく体調を崩してしまうのだ。年末に風邪をこじらせた。私は何となく風邪ではないと感じ、普通は嫌がるだろう母が素直に従い(それほど体調が悪かった)父の車で病院に向かった。30日、しかも日曜日だったが、救急外来に来たものの、当時インフルエンザが流行していたので、看護師はいかにも受付るのを嫌そうな態度が伝わってくる。それでも内科の先生に診察してもらう事になった。でもたいして診察もしないで「風邪ですね」で、さっさと送り返されてしまった。後から分かった事だが、単純な風邪ではなく悪性リンパ腫だったのだ。

 医者の立場にしてみれば、母が「がん検診を受けていない」というのが問題のようだが、がん検診を受けていない人は多いし、母は糖尿病できちんと通院しているのだから、まさかガンだとは考えてもみなかった事だろう。また、これが年末ではなく平日だとしたら、もっと検査をしてガンを見つけられたのかもしれなかった。だが実際には医者の言葉を信じて年末年始を自宅で過ごしたので、より事態を悪化させてしまったと思う。そして1月はじめに救急車で搬送されるまでになってしまった。寝ているときに脳梗塞を再発したようだ。元々言葉がちょっと不自由だったが、ほとんど話す事が出来なくなってしまった。そして北見の病院で精密検査を受けて、悪性リンパ腫と脳に転移している事が見つかった。その後旭川の病院へ転院し、抗がん剤と放射線治療でいったん退院したものの、すぐに再発して7月に亡くなった。

 この12月25日は母が元気に過ごせた最後の日となった。



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