作者:成田良悟
2003年、電撃ゲーム小説大賞受賞作
1930年代の不死の酒をめぐるお話です。
1930年代というと、禁酒法がアメリカを席巻する一方、
アル・カポネなどのマフィアが幅を利かせていた時代です。
中々日本では題材にされにくいところを取り上げているんですが、
そんな時代設定はあまり知らなくても問題なし。
とりあえず、いい意味で非常に良質なB級アメリカ映画を見ている感じです。
不死の酒という一つの物に向かって、数限りない偶然が絡み合い、
数多くの人が関わっていくのに、そこに煩雑さや難解さはなく、
ワクワクしながら先を読みすすめられます。
正直、ラスト部分には若干弱いかなあという気はしましたが、
そこまでの過程、ストーリーの流れ、筆致が素晴らしいので問題なし。
かなりカッコイイ内容なので、是非オススメしたいと思います。
評価:☆9
2003年、電撃ゲーム小説大賞受賞作
1930年代の不死の酒をめぐるお話です。
1930年代というと、禁酒法がアメリカを席巻する一方、
アル・カポネなどのマフィアが幅を利かせていた時代です。
中々日本では題材にされにくいところを取り上げているんですが、
そんな時代設定はあまり知らなくても問題なし。
とりあえず、いい意味で非常に良質なB級アメリカ映画を見ている感じです。
不死の酒という一つの物に向かって、数限りない偶然が絡み合い、
数多くの人が関わっていくのに、そこに煩雑さや難解さはなく、
ワクワクしながら先を読みすすめられます。
正直、ラスト部分には若干弱いかなあという気はしましたが、
そこまでの過程、ストーリーの流れ、筆致が素晴らしいので問題なし。
かなりカッコイイ内容なので、是非オススメしたいと思います。
評価:☆9